contents

トップページ
ヨーロッパ速度無制限
貿易風に吹かれて
アジアの優雅な日々
トラベルはトラブル
世界はうまい
ホテルいろいろ
やっぱりNY
思い出に残る街
今日も大空へ
旅のアラカルト
旅のおみやげ
Eastern & Oriental Hotel (Malaysia)
マレーシアのペナン島ではこのホテルに6泊した。このホテルは「E & O Hotel」と略称で呼ばれることが多い。マレーシアは初めて行く国、ペナンは初めて行く島と街、そしてこのホテルは初めてのホテルということで楽しみだった。このホテルは日本風に言えば旧館と新館2つの棟からなり、マレーシアでは由緒あるホテルだ。それぞれの棟はHeritage wing(旧館)とVictory Annexe(新館)と呼ばれている。空港からのタクシーは旧館の玄関に着いた。

僕たちは新館と旧館をそれぞれ3泊ずつ予約していた。ベトナムやタイの由緒あるホテルではそれぞれ新館と旧館で違った趣の滞在を経験したことがあるので、ここでもその経験でホテルの2つの違ったアコモデーションを楽しもうと考えたのだった。

Victory Annexeの部屋も、Heritage wingの部屋もスイートで、どちらも部屋も驚くほどの広さだった。それに加えてHeritage wingの部屋の調度品は電気スタンドをはじめ100年ぐらい前の、今では化石と言ってもいいレトロなもので、タイムスリップしたような感覚にとらわれた。古さは逆に新しいとも思えたのであった。

Victory Annexeの宿泊プランにはイブニングカクテルが含まれていた。午後5時からカナッペとドリンク類がいただける。これは東南アジアのいいホテルではよくあるサービスだが、1時間だけの時間制限がなんとも悲しい。行ってみるとガウン姿やショートパンツとサンダル姿などもいて、おしゃれな雰囲気とはいえない光景だった。中国やオーストラリアあたりからのゲストが多いように見受けられた。

ホテル内のレストランの食事は、どのレストランでもいまいちだった。ベトナムやタイに比べると味のレベルがかなり落ちるように感じられた。「アコモデーションはすばらしいのだが、食事がねえ」というのがこのホテルの率直な印象だ。

コロニアル風の旧館。


ロビーにはチャップリンやヘルマン・ヘッセなどこのホテルに滞在した人々の写真。

前ページへ>