マンドリニストの群れ . . . . . . . . . . . . . . . . C.A.ブラッコ
 I Mandolini a Congresso!

イタリアの音楽誌“イル・マンドリーノ”主催の第6回作曲コンクール(1902)で金賞を得たこの作品は、日本で大正年間に初演されて以来好まれ、演奏回数の最も多いマンドリン・オーケストラ曲です。楽章として区切られてはいませんが、アレグロ・アダージョ・フィナーレの3つの部分から成っていて形式も整っており、スケールが大きく、構成やテンポも変化に富んでいて、小交響曲という副題がついているのもうなずけます。C.A.ブラッコ(?〜1903)は北イタリア生まれで、マンドリニスト、ヴァイオリニスト、指揮者でもありました。

第10回 LMCコンサート プログラム より