歌劇「秘密の結婚」よりシンフォニア. . . . D.チマローザ・編曲G.F.ポーリ
 Il Matrimonio Segreto, Sinfonia   

舞台は18世紀のボローニャ、富裕な商人の娘とひそかに結婚している若い法律家が、自分たちの結婚を認めてもらおうとしていろいろ立ちまわったことから騒動が起き、二転三転して最後はめでたく収まる、というのがこの歌劇のストーリーです。ドメニコ・チマローザ(1749〜1801)は、ナポリ近郊のれんが職人の家庭に生まれましたが、非凡な才能を認められてナポリの音楽院で学び、22才のとき最初のオペラを上演,大成功をおさめ、以後、映画“アマデウス”で日本でも広く知られているサリエリに次いでウィーンの宮廷楽長を務めたり、ロシアの宮廷作曲家となるなど全ヨーロッパで活躍しました。喜歌劇の分野ではモーツァルトと並び高く評価されており、オラトリオ、カンタータ、ミサ曲、チェンバロ・ソナタなどたくさんの作品があります。

第10回 LMCコンサート プログラム より