ノイズだらけの北斎  07年6月22日
 もう、悲惨なもんですわ。4月から受講していた浮世絵版画教室が20日に最終日を迎え(全6回)、北斎の冨嶽三十六景「神奈川沖浪裏」を完成させました。初心者が浮世絵版画を作ることがいかに至難の業であるかがよくわかりました。
 画面の汚れはすべて、彫り残しに色がついて紙に写ってしまったことで生じたものです。ぼくは形をできるだけ正確に彫ることだけで精一杯。彫りが浅すぎたわけです。2色目を刷り終えたときにはもうがっかりしてしまいました。
 しかし、このままでは終わらせません。版木をさらえば汚れは取れる。もう一度丁寧に仕上げて、刷りに再挑戦するつもりです。原画はヨコ26cm×タテ18cm 。