高    知    の   観    光


 高知に転勤して聞いた高知県のキャッチフレーズが、国民休暇県高知だった。観光収入をある程度期待するところがあって、産業を育成するより観光で稼ぐ方が、効率がいい町もあると話にきいた。毎年2月1日は、「高知県観光びらき」だった。今もそうかもしれない。以前は、1日には、はりまやばしの赤い欄干が毎年塗り替えられていたが、今はりっぱな橋に変わったようである。 私は、高知市主催の土佐観光大学ヤングコースの卒業生である。この年の2年前から瀬戸大橋の開通に伴う観光客に、観光ガイドをかってでるボランティアを養成する観光大学はあったが、退職者の観光ボランティア育成コース的な物だった。これを若者受けするような講座にしたものがヤングコースだった。受講メンバーは40人ほどだった。


調整中
土佐観光大学ヤングコースの内容
*平成2年の10月、土佐のグルメ体験・鏡川でカツオのたたき講習会=高知新聞に作っているところを載ってしまう。県調理師連合会の人が来て、エプロン姿で挑戦。

*新しくできた土佐民権記念館での講義

*異例の夜の高知城に登っての講義=歩いているところをテレビに映る。
  (県条例で、午後5時以降の天守閣入場は禁止されている。)

*安芸郡北川村の柚祭りに参加 いのしし鍋。柚のつかみ取り。

*足摺岬に観光地見学・タタキの作り方

*土佐電鉄の西ドイツの電車を貸し切って、電車の歴史を聞きながら忘年会。

*外国人を招いて、観光英語の勉強


よ さ こ い 祭 り


 よさこい祭りにも挑戦した。若者の祭りだった。盆踊り程度の祭りと考えていたが全然違っていた。あのリズムで1日踊るのでは年寄りには無理かも知れない。しかも、振り付けは毎年変わるらしい。私は、職場に来る労金の人のお誘いで、労金金庫が主催する踊り子隊から出ることにした。労金はこの年以後、資金不足でやめてしまったらしい。練習は夕方、高知城の二の丸で数日練習した。振り付け師は東京の人だった。二の丸では、労金の先生に教わった。数回欠席したので、職場の会議室で踊りを特訓した。祭りも近くなって、東京から振り付け師の先生が来て、踊って見せた。全然違う踊りと思えるほど違っていた。すごくきれいに踊っていた。
 靴は足袋をはいて踊った。移動は観光バス。行き場所は市街の病院だった。入院患者に見せるという。唯一労金隊の他の踊り子隊と違うところだと思った。
最近、北海道でよさこいそうらんまつりがブレイクしたという話を聞いた。高知の踊りそっくりだった。


                              


                                          BACK