− は じ め に −
世の中には人間と犬猫しか住んでないと思えるような現在でも、身の回りにはまだまだ、たくさんの生物がいたんですね。と感じさせられたのがバードウォッチングを始めてからです。普段、鳥を逆光でしか見ていなかったのか、それとも遠くでしか見なかったのか、黒い物としか印象がありませんでした。しかし、よく見てみると鳥はとてもきれいな色をしていました。人間は大人も子供も男性も女性も裸になるとおなじ色ですが、鳥の場合、雄雌、夏冬、若鶏、親鳥で体の色が変化するものが多いことを発見しました。カモメなど1年目2年目で色が変わるのには驚きました。
また鳥は、そんな遠くから飛んで来なくても、と思えるくらい遠くから飛んできて、いつも忙しそうです。忙しくて余裕がないのか、余裕がないから忙しいのか、などと考えさせられることもあります。餌場である干潟がゴミ捨て場になっていくのは残念なことです。今のシステムを続けていく限り、干潟は無くなってしまうのではないでしょうか。早くゴミの完全リサイクルを考える必要があります。しかし、バードウォッチングの楽しさは、やはり見たことのないきれいな鳥を見つける楽しさでしょうか。おいおい、こんなところにいたんですね。と・・・。今年も来たかという楽しみもありますね。時期的にここに行けばいるはずだと思っていくといたりして、台風の後の迷鳥を見つけたり、やはり、その土地での初観察とかも感動的でしょうね。わたしはまだまだ初心者ですが、ハイキング的な楽しみも味わえるところも気に入っています。初夏の軽井沢にバードウォッチングとかも、開放感があっていいですね。島に鳥を見に行ったり、海外に行ったり、ネットで鳥の情報を得たり、広がりは鳥のように広い趣味ですね。