冷却系 | |||
エンジン | CA18i | RB20E | RB20DE/DET |
電動ファン作動温度(度) | - | - | 90 |
サーモ開弁温度 【標準-寒冷地】(度) |
82-88 | 76.5-76.5 | ← |
LLC混合割合 【標準-寒冷地】(%) |
30-50 | ← | ← |
リザーバータンク要量(L) | 約0.7 | ← | ← |
冷却水全容量(L) | 約7 | 約8 | 約9 |
■冷却水(LLC)抜き取り
作業はエンジンが冷えてる時にはじめてください。冷却水は産業廃棄物です。外へ垂れ流すのではなく、ガソリンスタンドやディーラーにて処分してもらいましょう。との表記をどこかで目にしました。
1.リザーバタンクの冷却水を抜く。
2.ラジエターキャップを外す。
3.エンジンを始動させる。
4.暖気が終了するまで待ちます(水温計が動くまで)
5.エア抜きプラグを外す(画像参照)。
6.ヒーターコントロールレバーを"HOT"ポジションにセットする。
(オートエアコン車は、キースイッチをONにした後、外気センサーコネクターを外す/もしくはFHモード)
7.助手席側牽引フックの横の穴を覗くとドレンコックが見えますので、開いて抜き取る。
この時、ラジエーターのキャップ(上部のキャップ) から水道水を入れてあげれば、古い冷却水は洗い流せます(ただし、ラジエータとエンジンの内部の一部のみなので、完全に洗い流したい場合は冷却水が大体抜けた後、ラジエータードレンプラグを再度付けて水道水を入れ、4からここまでをラジエータードレンから排出される水が綺麗になるまで行います。
8.エンジンを停止させ。エア抜きプラグとドレンコックを閉める。
![]()
9.新しいクーラントを原液のまま入れます。
ここで注意しなければいけないのが入れる量です。
濃すぎるとオーバーヒートし易く、薄すぎると錆止め効果ありません。
入る冷却水の量を車の取説で確認し適量を入れます。
参考までに濃度と凍結温度の関係(モノにより多少の誤差あり)
濃度 30%:凍結防止温度 -15度
濃度 40%:凍結防止温度 -20度
濃度 50%:凍結防止温度 -30度
濃度 60%:凍結防止温度 -50度
仮にRB20DETで濃度50%にしようと思う場合は、入る量 9L × 50% = 原液 4.5L ということになります。なお、朝方に氷の張る季節や地域に住んでいる場合は、適量のクーラントをリザーバタンクにも入れてくださいそれ以外は水でOK。
10.クーラントを入れ終わったら、ラジエータイッパイに水道水を入れます。
地下水(井戸水、涌き水など)、海水、川の水などは成分の関係上入れないでください。
応急的には問題は有りませんが。
11.エンジンを暖気します。(ヒーターも)
12.メータの針が動くかエンジンが暖まって来たら、キャップの口から泡がぽこぽこ出てきます。リザーバータンクが空にならないように気を付けながら泡が出なくなるまでしばし鑑賞。冷却水が減っている場合は水道水を足します。泡が出なくなったらエンジン止めてキャップを閉めて終了。
整備要領書より
■冷却水の注水方法
1.ラジエターホース、ヒーターホース等のクランプが確実に締め付けられているのを確認する。
2.ヒーターコントロールレバーを"HOT"ポジションにセットする。
(オートエアコン車は、キースイッチをONにした後、外気センサーコネクターを外す、もしくはFHモード)
3.ラジエターキャップとエア抜きプラグ(画像参照)を開放する。
4.冷却水をラジエター口元いっぱいまで、ゆっくり(注水速度2L/min以下で)注水する。
またリザーバータンクにも"MAX"ラインまで注水する。
5.ラジエターキャップとエア抜きプラグ(RB系)を閉じた後エンジンを始動し、アイドル状態を保持する。
6.サーモスタットが開弁するまで(ラジエターロアホース部を手で触って温水が流れているかどうか確認する)アイドルを続ける。ただし、エアが大量に残っている場合は水温が異常に上がるので、水温計の針が中央を超える場合には一度冷却してラジエターに水を補給、上記を繰り返す。
サーモスタットが開弁後、2500rpm×10秒のカラ吹かしを2〜3回行う。その際水温の上がり過ぎに注意する事。
7.エンジンを停止して冷気状態まで待ち、ラジエターキャップを外して液面を確認する。
液面が下がってる場合は4に戻り、作業を繰り返す。液面が下がらなくなったらリザーバータンクに"MAX"ラインまで注水し終了とする。
8.オートエアコン車は、外気センサーコネクターを結線する。