だいむげんざん 標高2329m。
南アルプス深南部にある山。
2000年の5月連休を利用し、山友M氏と田代から往復した。
早朝、東京を車で出発し渋滞の東名高速を静岡で下り、田代に入った。
車は公民館の駐車場に置かせてもらった。
登山口の諏訪神社で昼食を摂った後、歩き始めた。
1日目は小無間小屋(無人)までである。 ここまでは道もよく雪もない。
小屋のある1796mのピークからは東に富士山が、西に大無間山が見える。
この日小屋に泊まったのは我々のほかに、単独行の二人だった。
翌日は5時に行動開始。 小無間山まで上り下りが激しい。 小無間山に近づくにつれ残雪が多くなり、
小無間山の頂上は完全に雪に被われている。
小無間山を越すと傾斜も緩やかになるが、ほとんど雪の上に歩くようになる。
唐松薙が唯一大無間山が望める場所で、あとは樹林帯の中である。
気温が上がってくると、雪面を踏みぬくことが多くなり体を持ち上げるのに体力を消耗する。
大無間山頂上少し手前に、南アルプスの山並みが見渡せる所があり、雲一つない快晴の空の下、
雪に覆われた光岳を初めとする南アルプスの山並みが輝いていた。
残雪で埋まった頂上は、周りの木々で展望が効かない。
帰りは往路をそのまま戻り、途中の小無間小屋で荷物をまとめ直したのち、17時田代に帰着。
渋滞の東名高速を利用し、東京にたどり着いたのは深夜になっていた。
2000/05/04、05 撮影。
歩行時間 登り:田代-小無間小屋 3h 小無間小屋-大無間山 4h50m 下り:大無間-小無間小屋 4h20m
小無間小屋-田代 1h50m
田代の登山口には諏訪神社があり、湧き水が飲める。(写真右)
樹木に被われた小無間山頂上。
唐松薙からの大無間山。
頂上付近からの眺めた光岳(右側)と池口岳(左手奥)。
手前は大根沢山。
頂上付近からの聖岳方面を望む。
銀世界の大無間山頂上。 シラビソの木が周りの景色を遮っている。