あいのだけ 標高3190m。
白峰三山の中央に位置していて、南アルプスでは北岳に次いで高い。
百名山にも選ばれていて知名度は高い。
だが、山容にあまり特徴がないため、この山だけを目指して登る登山者は少ないと思われる。
筆者も2度頂上を踏んでいるが、いずれも仙丈岳と北岳からの縦走の途中のついで、といった感じであった。
ここでは、98年9月に白峰三山を縦走したときの写真を紹介する。
夜行列車で甲府に着き、タクシーを相乗りして暗いうちに広河原に入った。
大樺沢から八本歯を経由して北岳の頂上に着いたのが8時40分。
20分休んで、間ノ岳の頂上に11時20分着。
すでに高山植物や高山蝶の季節は終わっていたが、北岳から間ノ岳までの
稜線歩きでは、周囲の圧倒的な景色の量感に飽きることがなかった。
この日は、雲が多いながら、視界はよかった。
甲斐駒ヶ岳、仙丈岳、北岳、農鳥岳と
それぞれに特徴のある大きな山が、歩くにつれ少しずつ姿を変えていくのを眺めるのは
白峰三山縦走の醍醐味である。
歩行記録(北岳から) 2h20m
写真は1998/09/12撮影。
写真右は縦走路から見た間ノ岳。 縦走路左手の赤い屋根は北岳山荘。
間ノ岳から振り返って見た北岳と甲斐駒ヶ岳(左奥)。
仙丈岳は、どこから見ても大きくどっしりしている。