ヤマハッカシソ科の多年草で、日本では本州から九州にかけて広く分布する。高尾山でも日当たりのいい場所で普通に見られる。 和名の漢字表記は「山薄荷」で、山地に生え、ハッカに似ることから付けられたそうだ。 ただし、葉を揉んでもハッカの香りはしないという。 草丈は数10cmで、花期は9月から10月にかけて。 細長い花穂に青紫色の小さな花を段々にまとまってつける。 花をよく見ると、上唇は4裂し中央部には紫色の筋状の斑紋が見える。 下唇は縁を内側に巻き込みながら前方に突き出し、その中に雄しべと雌しべを包み込んでいる。 遠目には、アキノタムラソウの花に似るが、よく見るとかなり異なっているのがわかる。 2020/10/4 日影沢林道で撮影 |
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