シラネセンキュウ

シラネセンキュウはセリ科の多年草で、日本では北海道から九州にかけての山地に広く分布する。
和名の由来は、日光白根山に多く見られ、漢方の生薬センキュウに似ていることから付けられたとされる。
生育環境としては、湿り気を帯びた場所を好むようだ。 草丈は大きなものでは1.5mほどにもなり、茎の最上部に小さな白い5弁花で構成された複散形花序を形作る。
高尾山での花期は10月ごろ。 白い花がたくさん集まって半球状の塊になり、しかも草丈がある本種はかなり目立つので、秋に木々に囲まれた林内や沢近くの登山道を歩くと、よく目にする。
写真は、2020/10/31日影沢で撮影。

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