オカトラノオオカトラノオはサクラソウ科に属する多年草で、日本では北海道から九州までの草地に広く分布する。高尾山でも、日当たりのよい草地で群生し、花穂が同じ方向に向いてなびいているのが、所々で見られる。 花期は、初夏の6月頃から8月にかけてで、まっすぐ上方に1m近くまで伸びた茎の先端部分に、約1cm径の多数の白い花で構成された長さが20cm前後もある総状花序を形成する。 各花は、基部から順番に咲き始める。 和名の由来は、長く伸びた花穂を虎の尾に見立てたとされるが、筆者には仏具の一種である払子(ほっす)を連想させる姿だ。 写真は、2019/6/27 一丁平で撮影。 |
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