キクザキイチゲキンポウゲ科の多年草。早春の山麓の沢近くの湿り気のある林内に咲く。 キクに似た花を付けるので、菊咲一華(きくざきいちげ)と名付けられている。 白く花びらのように見えるのは萼片で、直径が3cmほどもある。 東京で見られるのは白色だが、地方によっては青色などの花があり、筆者にも新潟県の山で青い花を見た記憶がある。 萼片の数は個体によってまちまちで、筆者が過去に高尾山で撮った写真を見ても、6枚から10枚程度までいろいろである。 よく似た花にアズマイチゲがあるが、葉の形が異なる。 キクザキイチゲの三出複葉の葉の縁は、ギザギザしている。 高尾山で見られる場所は限られるようだが、日影沢林道下部では、毎年、花が見られ、この写真もそこで撮影した。 2019/3/17撮影 |
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