イケマキョウチクトウ科に属するつる性の多年草で、花期は夏。イケアを連想してしまう風変りな響きを持つ和名は、大きな根を意味するアイヌ語に由来するのだそう。 北海道から九州までの山地の林縁などに分布するが、高尾山では数が少ないようである。 葉は先が尖ったハート型で対生し、花は葉腋から伸びた長い花茎の先に散形花序を形成する。 5裂してヒトデの腕のように見えるのが花冠で、その内側中心部にやはり5裂した白色の副花冠がある。 たくさんの花が散形花序を構成しているわりには、すっきりとした印象を受けるのは、色が白色〜薄緑色に偏っているためのようだ。 筆者が高尾山で初めてこの花に出会ったのは2022年の8月だった。 その後の2023年と2024年に、同じ場所で6月に開花しているのを観察しているので、花期はかなり長い様子だ。 2024/6/9 裏高尾で撮影 |
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