ヒメフタバランラン科に属する多年草で、日本では本州の東北地方南部から琉球列島にかけて分布する。 高尾山での花期は、3月から4月にかけてである。和名の漢字表記は、姫双葉蘭。 茶紫色の花は変わった形をしていて、逆さV字状の目立つ部分が唇弁である。 筆者が見た個体は草丈が5cmから10cmくらいだろうか。 花茎の上部に、数個から10個ほどの花がまばらについていた。 写真には写っていないが、葉が花茎の下方に2枚つく。 春浅く落ち葉が地面を覆っている季節に、低い草丈と小さな地味な色合いの花という組み合わせは、目立たない存在だ。 2021/3/27撮影(円内の拡大写真は2022/3/27撮影) |
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