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石の鳥居から見た西大門と五重塔。 この鳥居は、1294年(永仁2年)に木造から石造に改められたもので、 石造としては日本最古である。 浄土信仰が盛んになると、彼岸の中日に鳥居の真ん中に沈む夕陽を拝むという 風習を生んだという。 日本三鳥居の一つと言われ、他の二つは吉野の「銅の鳥居」と安芸の宮島の「木の鳥居」だそうだ。 2010/11/13撮影 |
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西大門は極楽門とも言われる。 ここには、転法輪と呼ばれる手で回す車輪のようなものが取りつけられている。 説明書きには、「法輪は、お釈迦様の教えが他に転じて伝わるのを輪にたとえたもので、 仏教の象徴です。 合掌し、「自浄其意」と唱えて軽く右にお回し下さい。」 とある。 スポーク状のものが8本あるのは、八方向に教えを広めることを象徴しているようだ。 まわりの人を見ていると、ほとんどみんな輪を回して通り過ぎていく。 筆者も見習って、輪を回して門を入った。 2010/11/13撮影 |
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西大門からの五重塔 左の柱に転法輪が二つ見えている。 2010/11/13撮影 |
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南大門からの中門と五重塔を見たところ 四天王寺式伽藍配置は、南大門、中門、塔、金堂、講堂が 一直線上に並んだもので、飛鳥時代の代表的な伽藍配置である。 この南大門の柱にも転法輪が見える。 2010/11/13撮影 |
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五重塔と金堂を囲む回廊の北東の角から、金堂と五重塔を 見たところ 大都市大阪の中心部にあるため、周りには高層ビルがある。 2010/11/13撮影 |
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講堂のさらに北側には、六時堂がある。 参拝客が多く、今はこちらが伽藍の中心のようだ。 というのも、本来の伽藍の中心である金堂へは、拝観料金が必要なのだが、 六時堂にはその必要がないのも影響しているのではないだろうか。 講堂の前には、亀の池や石舞台がある。 石舞台では、聖霊会舞楽大法要の際に舞楽が舞われる。 2010/11/13撮影 |
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番匠堂 このお堂は平成になってから建てられた。 大陸から進んだ建築技術を導入した聖徳太子は、建築関係者の守護神だそうだ。 よく見ると、お堂の前の石柱や幟に書かれた「南無阿弥陀仏」の文字は、大工道具を使って図案化した ユニークなもの。 2010/11/13撮影 |