![]() |
山寺駅から立石寺に向かって歩くと、立谷川にかかる宝珠橋を渡る。 正面に、宝珠山が迫っていて、山を覆う深い緑の中に奇岩が所々露出している。 この山内に立石寺の堂宇が散在している。 ふもとの道路に沿って、参拝客目当ての土産物屋、蕎麦屋などの建物が 並んでいる。 橋の左手に見えているのが対面石で、ここで慈覚大師円仁と地元の支配者の磐司磐三郎が対面したと 言われている。 2011/7/14撮影 |
![]() |
根本中堂 建築物にブナ材が使用されている珍しい例として知られる。 もともとブナ材は、その特性から建築構造材としてはほとんど利用されてこなかった。 にもかかわらず、どうしてここで使われることになったのか興味のあるところだ。 もっとも、創建から600年以上が経ち、残っているブナ材は全体の6割程度らしい。 このあたりは、まだ山のふもとである。 近くには、松尾芭蕉の句碑や像がある。 2011/7/14撮影 |
![]() |
山門をくぐると、深い緑の中につけられた石段を登って、 斜面に点在する伽藍を巡ることになる。 耳を澄ませてみたが、この日、セミの声は聞こえなかった。 2011年は全国的にセミの発生が遅れ、大震災の影響かと話題になった。 実際には、春先の低温が影響したらしい。 2011/7/14撮影 |
![]() |
仁王門を見上げる。 ここまででもかなりの高度を稼いだはずだが、奥の院まではまだ先がある。 ただ、仁王門から上は、視界が開けて明るい空間が広がるので、受ける印象がずいぶんと異なる。 2011/7/14撮影 |
![]() |
三重小塔 1519年に建立された高さ2.4mほどの小さな三重塔が、 不思議な形をした岩の内部に安置されている。 2011/7/14撮影 |
![]() |
納経堂(中央の小さな堂)と開山堂(右) 開山堂には、立石寺を開いたと言われる慈覚大師の木造の像が安置されており、 納経堂の下には、その慈覚大師が眠る入定窟がある。 開山堂の横手から階段を登ると、五大堂に出る。 2011/7/14撮影 |
![]() |
五大堂からの眺め。 芭蕉もここから同じ景色を見たのだろうか。 ![]() 五大堂とは、五大明王を祀って天下泰平を祈る道場とのこと。 崖にせり出すように作られている。 2011/7/14撮影 |
![]() |
木の切り口に置かれた小さな仏像。 大きな木には霊が宿るという自然観とかかわっているのだろう。 2011/7/14撮影 |