![]() 江戸時代に造られた山門 山門の上部には、桜を初めとする各種の花の名前と開花時期が大きく書かれている。 門前には、名物の草だんごを売る店が2軒向かい合い、客引きのための威勢のいい声が飛び交っている。 2012/02/17撮影 |
![]() 山門を入ると左手に、塩地蔵が祀られている。 いぼ取りなどに霊験があると言われていて、このように塩に埋もれている。 ここの塩を持ち帰り、患部に塗って完治したら、倍の塩を奉納する習わしとのこと。 2012/02/17撮影 |
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本堂 旧本堂(江戸時代建立)は1966年に焼けたため、現在の建物は1972年に再建されたもの。 写真の左に見える屋根の下に、西新井の地名の由来となった加持水の井戸がある。 2012/02/17撮影 |
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三匝堂(さんそうどう) 三重塔にしては変わった格好だと思ったら、三匝堂という仏堂であった。 内部が螺旋構造になっていて、栄螺堂(さざえどう)とも呼ばれる、と説明板にある。 三匝堂は関東、東北に特有な江戸時代後期の建築様式。 ここの三匝堂は明治時代に再建されたものだが、都内ではほかに例がないという。 仏堂内に入って構造を実見できないのが残念だ。 2012/02/17撮影 |
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境内3箇所の牡丹園にたくさんのボタンがある。 これだけ数が多いと、手入れも大変そうで、この日も数人の植木職人が作業をしていた。 ここのボタンは、西新井大師の所属する真言宗豊山派の総本山長谷寺(奈良県桜井市)から移植されたものだそうだ。 奈良の長谷寺も牡丹の名所だが、筆者はまだ牡丹の時期に訪れたことがない。 2016/04/27撮影 |
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藤棚越しに見た水洗い地蔵。 寿命長遠の功徳があるとされ、次々にやってくる参拝客がお地蔵さんに水をかけている。 フジは樹齢700年といわれる。 大きな藤棚いっぱいに枝を広げていて、ここに写っているのはほんの一部。 2016/04/27撮影 |
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葛飾北斎「弘法大師修法図」 左に大きく描かれているのが、疫病を象徴する赤鬼で、中央奥で経典を手に祈祷しているのが弘法大師。 右手のキノコに覆われた木は疫病にかかった人で、犬は伐折羅大将の化身で病気の人々を守っていると言われる。 下方、頭だけ見えているのは薬師如来像。 伐折羅大将は薬師如来の眷属である十二神将の一人である。 2019/10/05撮影 |