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熊野磨崖仏 重要文化財に指定されている、国東半島を代表する磨崖仏である。 崖に彫られている不動明王の顔はどこかユーモラスで、普段見慣れている不動明王の怒りの顔とは違っている。 不動明王像に向かって右側の岩(この写真の外)には、規模の小さな大日如来像がある。 2体の像の制作時期は異なっているようで、顔の表情も大日如来像のほうはもっと普通の仏像らしく見える。 それにしても岩場にこれだけの規模の像(高さ約8m)を彫るのは、 足場などの準備だけでも大変だったと想像される。 磨崖仏や石像を彫る専門集団がいたのだろうか。 2014/3/29撮影 |
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熊野磨崖仏に通じる道 はるか上まで続く急な斜面に直線状につけられた石段は、磨滅した自然石で組まれている。 鬼が一晩で作ったという伝説の石段だ。 登るのも一苦労だが、この日は小雨で石段が濡れていたので、特に下りは注意が必要だった。 なお、磨崖仏はこの石段の途中にあり、石段を上まで登り切ると、熊野神社がある。 2014/3/29撮影 |
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旧千燈寺跡 山深い森の中にある寺院跡。 駐車場はわりと近くにあるのだが、県道31号から心細くなるような狭い道路を走らなければならない。 往時には伽藍が並んでいたようだが、今は伽藍跡に石組みと護摩堂跡の仁王像などが残るのみ。 ここから約500m登ると奥の院があるのだが、雨で滑りやすくなった石畳の道にしり込みして、引き返した。 2014/3/30撮影 |
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旧千燈寺跡の仁王像の2体を1枚の写真に貼りあわせたもの。 ここの仁王像は、板状の石に彫られているという珍しいもの。 左側に見える像の板は大きく欠けている。 2014/3/30撮影 |
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国東市安岐町の八坂神社の仁王像
体の各部はデフォルメされ、顔も相当にユニークだ。 一対の仁王像は普通、参道など参拝客の通る道の両側に置かれているものだが、ここでは二体が並んでいる。 もともとは別の場所にあったのかもしれない。 この実に変わった表情の石像は、探検部OBのK先輩のお気に入り仁王像である。 K氏は、国東半島の石像を熱心に訪ね歩いているので、今回の旅行前にアドバイスをもらい、ここに立ち寄ったのだ。 2014/3/30撮影 |
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上の写真と同じ八坂神社の手水舎 手水舎に龍の水口はどこでも普通に見かけるが、 ここの龍の顔は、水盤の広さに比べてずいぶんと大きい。 2014/3/30撮影 |
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歳大明神宮の仁王像(2枚の写真を貼りあわせている) 上半身ががっしりしている像だ。 眼が青く見えるのは、銅板が埋め込まれているためらしい。 なぜか注連縄(?)を肩から掛けている。 2014/3/30撮影 |
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鍋山磨崖仏 平安時代に作られたらしい。 建屋に覆われているが、風化が激しく、石仏(不動三尊像)の細部はよくわからない。 2014/3/30撮影 |
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長崎鼻の菜の花畑 ここは神社仏閣ではないが、見事な光景が広がっていたので、付けたしの写真として紹介する。 国東半島は、お寺や石仏に興味のある者にとっては大変魅力的な土地だが、 観光地としてみたときは、大きな目玉になるモノに欠けている。 そんな中で、今回の旅行中で印象に残った景色が、この菜の花畑である。 菜の花畑自体は、それほど珍しいものではないが、ここでは海を背景にして段々畑状に広がっている。 2014/3/30撮影 |