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三門 総門を通って、桜の木々の中の道を進むと堂々とした三門が迫ってくる。 1775年の建立で、関東大震災で倒壊したが再建された。 境内の中でもっとも目立つ伽藍だろう。 桜が満開のときは、堂々たる三門も花に半分隠れてしまう。 2011/4/13撮影 |
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三門をくぐって進むと、ビャクシンの木々の先に仏殿が見えてくる。 ビャクシンは、開山蘭渓道隆が中国からもたらしたものと言われる。 2010/1/16撮影 |
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仏殿(左)の後に法堂(右)を配置する伽藍配置 禅宗様式にのっとって、総門、三門、仏殿、法堂を一直線状に配置している。 この仏殿は、もともと徳川二代将軍秀忠夫人、崇源院の御霊屋で、芝の増上寺に あった建物を17世紀に移設したものという。 2011/4/13撮影 |
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仏殿内部 本尊の地蔵菩薩坐像が安置されている。 もとが禅宗寺院の建物でなかったためだろうか、天井は格天井となっており、 華麗な彩色が施されている。 床は土間だが、四半敷きではない。 2011/12/12撮影 |
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法堂内部 天井から小泉淳作画伯の雲龍図が見下ろしている。 2011/12/12撮影 |
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唐門 方丈の入口にある門。仏殿とともに、徳川二代将軍秀忠夫人、崇源院の御霊屋から 移築したもの。 この経緯を知れば、禅宗寺院に似つかわしくないような豪華な装飾の理由に納得がいく。 2011年5月に修理が終わり、華やかな装飾が輝きを取り戻していた。 この写真は、2011年11月に宝物風入が方丈で行われた際に撮影した。 2011/11/04撮影 |
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国宝の梵鐘 建長寺創建当時のもので、1255年制作である。 奥に見えるのは法堂。 2010/1/16撮影 |
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半僧坊に通じる石段下にある石塔と紅葉 このときは、半僧坊から天園ハイキングコースを歩いて、瑞泉寺に向かった。 2011/12/12撮影 |
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半僧坊 建長寺境内のもっとも奥の高台にあり、富士山の眺めがよい。 眼下には、建長寺の主要伽藍が見渡せる。 また、ここからは天園ハイキングコースが尾根伝いに瑞泉寺方面へと続いている。 2011/1/8撮影 |
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虫塚 虫籠をイメージしたというワイヤ製の円形に組まれた格子があり、その中央部にゾウムシの彫像が置かれている。 死んだ虫を供養するという考えは、たぶん日本に特有のものだろう。 虫塚でしばらくまわりの様子を見ていると、半僧坊への参道を行き来する人の大半は 虫塚の存在に気がついても遠くから一瞥するだけでそのまま通り過ぎていく。 世の中には、供養塚というのはたくさんあるため、そのうちの一つくらいに思われているようだ。 2015/10/10 この写真だけLeicaM6・35mmF2.8・ベルビア100で撮影 |