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山門前まで登って振り返ると、山陽本線を行きかう列車が視界を横切っていた。 その向こうには瀬戸内海の水面と向島が横たわっている。 山陽本線や国道が引かれる前は、もっとのどかな風景が広がっていたのだろう。 2010/5/26撮影 |
![]() 2010/5/26撮影 |
![]() 門の横には頼山陽の書と伝えられる一石彫りの石碑がある。 「柔能制剛弱能制強」と書かれている。 |
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国宝の本堂。 鎌倉時代の建物だ。 この中に、本尊で秘仏の十一面観世音菩薩立像が安置されている。 浄土寺の各堂宇には、朱色が多く使われている。 2011/3/25撮影 |
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鎌倉時代に作られた、国宝の多宝塔。 三大多宝塔の一つ(他の二つは、近江の石山寺と高野山の金剛三昧院の多宝塔)に挙げられているだけに、 均整のとれた美しい塔だ。 広場にはハトがたくさんいる。 境内には、「はとのエサ30円」と書かれて、餌も用意されている。 ハトへの餌やりを禁止する場所が多くなっているこのご時世に、なんともおおらかだ。 ところが、これには歴史的な背景があるらしい。 一つは、足利尊氏が戦勝祈願に訪れた時に白鳩に案内されたという伝説。 もう一つは、江戸時代に禁止されていた伝書鳩が、境内で密かに(?)飼われて大切にされていた、ことの名残りだというのだ。 2010/5/26撮影 |
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裏手の山の中腹から眺めた多宝塔。 尾道水道とその向こうに向島が見えている。 2011/3/25撮影 |
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阿弥陀堂 これも14世紀、南北朝時代に建てられたもので、重文に指定されている。 2010/5/26撮影 |