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まっすぐ伸びる石段の上には空が覗き、天国か極楽世界に通じる階段のようでもある。 石造三重塔と石仏群は、158段あるというこの石段を登った山上に広がっているので、下からは見えない。 明治時代に再建された現在の本堂は、石段の下、向かって右手にあるのだが、 再建前も同じ場所にあったのだろうか。 2015/11/28撮影 |
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ひときわ目立つ大きな石造三重塔、阿育王塔は高さ7.6mあり、石造塔としては日本一高いそうだ。 この周りに、無数の五輪塔が取り囲んでいる。 石造三重塔を見た多くの人が、朝鮮半島の石造塔との関連を思い浮かべるようだが、 私は、朝鮮の伝統的な帽子の一種(カッというらしい)も連想してしまう。 2015/11/28撮影 |
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石造三重塔のある山の上の一帯には、五輪塔や一抱えほどもあるおびただしい数の石仏が置かれている。 これらの石仏は、石塔寺の創建以来、信者や参詣者などが奉納したり、付近から集められたもので、次第に数を増やしたという。 2015/11/28撮影 |
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近江鉄道の桜川駅から線路越しに見た風景 田圃の向こうにみえる丘陵のどこかに、石塔寺があると思われる。 このあたりは蒲生野(がもうの)と呼ばれる地で、額田王(ぬかたのおおきみ)も、このような景色の中で歌を詠んだのだろうか。 2015/11/28撮影 |