![]() |
1605年、豊臣秀頼により再建された西大門、通称「仁王門」 桜の馬場と呼ばれる西大門前の広い参道は、花の季節には人であふれるようだ。 この日は紅葉の時期も終わり、静かだったけれども、やはり桜の季節の華やかな光景も見たいものだ。 2014/12/06撮影 |
![]() |
国宝の五重塔 醍醐天皇の菩提を弔うために、平安時代の951年に建立された塔で、京都府内最古の木造建築物。 高さが38mあるうち、相輪部分が三分の一を占める。 屋根の逓減率(初層に対する五層の屋根の大きさの比)が大きいため、プロポーションが美しいとされている。 写真を撮るとき、あまり近寄ると屋根の上が見えなくなり、遠近感が誇張され過ぎるので、 ある程度離れたほうが塔の美を鑑賞する上ではよさそうだ。 だが、現実には周囲に木があるので、あまり離れて撮ることができない。 2014/12/06撮影 |
![]() 女人堂から上醍醐に通じる道を途中まで登ると、秀吉が醍醐の花見を行った槍山がある。 なぜか「立入・火気・厳禁」の札が下がっているので、中に立ち入ることはできない。 木々に囲まれて薄暗く、大して広くもない。 本当にこんな場所で大規模な花見の宴ができたのだろうか、というのが感想である。 それに、60歳を過ぎて当時としては高齢で5か月後に亡くなる秀吉が、ここまで来るだけでも容易ではなかっただろうと思える。 |
![]() 上醍醐へは、概ねこんな感じの道で、石を積んで階段状になっている部分も多い。 往復するといい運動になる。 2014/12/06撮影 |
![]() |
醍醐水 上醍醐の少し窪んだ地形の中にある。 ここは聖宝が最初に草庵を結んだ場所、つまり醍醐寺の起源となったところである。 お堂に向かって左手に蛇口があり、コップも置いてあるので、霊水を飲むことができる。 2014/12/06撮影 |
![]() |
薬師堂(国宝) 平安時代の10世紀初めの創建たが、現在の建物は12世紀初めの建立。 檜皮葺の屋根に白い壁が目立ち、優美な雰囲気が漂う。 ここの本尊だった国宝の薬師如来坐像は、今、下醍醐の霊宝館に安置されている。 上醍醐には、ほかに清瀧宮、五大堂、如意輪堂、開山堂などの堂宇がある。 大型機械がなかった時代に、山上に大規模な建築物を建てるのは、 多くの困難が伴っただろう。 2014/12/06撮影 |
![]() |
上醍醐の開山堂前にある展望台からは、大阪のビル群が見渡せる。 左端近くの矢印の下は、「あべのハルカス」。 さすが日本一高いビル(地上高300m)だけあって目立つ。 距離にして約44km離れている。 このビルが本当に「あべのハルカス」なのか確認したいと思い、 インターネットで検索してみたところ、鮮明な画像は見つからなかった。 「あべのハルカス」がはっきり見える日は、意外と少ないのかもしれない。 2014/12/06撮影 |