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鑁阿寺に着いて、まず目を引くのは、方形の敷地を取り囲む土塁とその外側にめぐらされた堀だ。 南を向く山門(仁王門、16世紀に再建)の前には、堀をまたぐ屋根付きの太鼓橋(安政年間の再建)が架けられている。 山門の前の車道と歩道は、石畳になっていて、美観上好ましい配慮といえる。 2013/11/17撮影 |
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2013年、国宝に指定された本堂 1299年の建立で、15世紀に大改修がなされている。 鎌倉時代の禅宗様建築として貴重な例とのことである。 屋根の瓦の色が左右と中央部分とで異なっているので、しゃれたデザインだなと思ったら、 修復時に新旧の瓦をこのように配置したことによるらしい。 2013/11/17撮影 |
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一切経堂
室町時代の建物で、中には輪蔵が納められている。 ちょうど、堂内で「室町幕府歴代将軍坐像」展が開かれていたので、内部を見学できた。 部屋の真ん中に輪蔵がある。 その奥に、金色に輝く釈迦如来像が安置され、歴代将軍の坐像は壁に沿うように並んで展示されていた。 部屋に入って最初に見渡したときは、同一人物の坐像が並んでいるのかと思ったほど、 同じような格好をしている。よく見ると、手の格好などにそれぞれ違いがあるのだった。 2013/11/17撮影 |
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江戸時代、桂昌院によって再建されたという多宝塔 背後に見える大イチョウは、樹齢約600年と言われる。 2013/11/17撮影 |