熊ノ平・・・横川-軽井沢間、唯一の平坦区間である。
その昔は、単線であった横軽間において、信号場として重要な運転の要衝であった。
熊ノ平で忘れてはならないのが、昭和25年6月8日に起きた土砂崩れ災害であろう。
翌9日に、再度土砂崩れが起こり、復旧に当たった作業員や宿舎にいた家族、計50名が犠牲となった。
幼い我が子を抱きながら亡くなった母子・・・殉難碑として、峠を行き交う列車を見守っていた。
アプト式記念碑の前で撮影する鉄道ファン。
私にとって、熊ノ平はどうしても行きたかった憧れの名撮影地でした。
昭和の時代が終る頃・・・
碓氷峠末期のパニック状態からは想像できない、非常にのんびりした時代でした。
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碓氷峠のEF63 No.5 | ![]() |