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今回から攻方駒そして受方駒の連続移動回数の記録を紹介していきます。 持駒を打つ手は駒台から盤上への移動と考え1回分にカウントします。 また、移動の途中で成りがあった場合、例えば歩なら、歩成まではカウントしますが、 と金になってからの移動はカウントしません。 |
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◇攻方歩の連続移動8回 健太 おもちゃ箱 2002年7月 オタマジャクシ たくぼんの解図日記 2007年6月 健太さんの作品は前に1枚の歩の王手回数の記録作として紹介した。 これは受方持駒指定の作品だったが、後にオタマジャクシさんが普通の詰将棋でタイ記録を達成した。 |
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◇攻方香の連続移動8回 七條兼三 近代将棋 1977年6月 将棋墨酔17番 (近代将棋 1977年2月の修正図) 29香、28歩合以下歩を連合して、22歩合、同香成以下67手 初手香の最遠打から、いきなり飛び出す七歩連合。その意味は? 例えば29香に27歩は、32金、12玉、33金、13玉、23金打、14玉、 24金打、15玉、25金打、16玉、56飛成以下。 シンプルな機構で縦の七歩連合を実現した傑作で、塚田賞を受賞した。 |
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◇攻方桂の連続移動4回 橋本孝治 詰パラ 1983年6月 47桂、58玉、35桂、57玉、43桂生、48玉、31桂成まで7手 わずか7手で桂連続移動4回の離れ技。すべて飛角による空き王手で、最後は玉の周りに駒がない中空詰。 後に縫田光司さんも桂連続移動4回のタイ記録作品を発表している(詰パラ 1998年5月)。 こちらも7手だが、桂の直接王手+飛香による空き王手と、構成は全く異なる。 |
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◇攻方銀の連続移動18回 健太 おもちゃ箱 2002年3月 28銀、39銀と銀ノコで左に追って、89銀、97玉、98銀、86玉、 87銀、75玉、76銀、64玉、65銀、53玉、54銀、64玉、63銀上成以下41手 銀ノコまでは類例が多い手順だが、効率よく回数を稼げ、この記録にはぴったり。 本作はその銀ノコに斜め銀追いをうまく組み合わせて、銀連続移動18回の記録を実現した。 注)現在では、徳希 24回 が記録。 |
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◇攻方金の連続移動30回 犬山犬雄 おもちゃ箱 2003年3月 28金、26玉、18金、36玉、27金〜 23金、21玉、12金、31玉、21金〜 28金、47玉、38金、36玉、27金〜 23金、21玉、12金、31玉、21金〜 27金、47玉、56角以下75手 妙案金ノコの12回から始まった金連続移動記録は、13回、20回、24回と次々更新され、ついに30回に。 47香消去をキーにして、車井戸手順を2回繰り返すことで30回を達成。 |
◇攻方角の連続移動22回 TETSU おもちゃ箱 2003年4月 将棋浪曼集58番「波」の改良図。 注)現在では、菅野哲郎「阿波踊り」 25回 が記録。 |
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◇攻方飛の連続移動22回 山腰雅人 近代将棋'84年10月 「龍神台」 61角成、42玉、51馬、同玉、91飛生、81歩、同飛生、42玉、 41飛生以下生飛車で追い回して105手 打歩詰回避のための飛車不成での追い回し。連続移動は22回だが、そのあとも飛追いは続き、4周目でやっと収束に入る。 注)現在では、やよい「不安な旅」 31回 が記録。 |
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