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前回に続いて盤面の条件による長手数記録を紹介します。 | |
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◇無防備図式 129手 橋本孝治 詰パラ 1989年6月 キレイな初形から3回の合駒が登場する、無防備煙詰の傑作。看寿賞受賞。同じく無防備煙詰で145手の作品(斎藤仁士「冬の旅」)があるが、早詰のため本作が記録作となる。 注)現在は、添川公司「早春譜」139手 が記録。 |
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◇無仕掛図式 175手 変寝夢「K2」 詰パラ 1991年11月 無仕掛から舞台を作リ上げ13枚の駒の多重連取りで175手の長手数を実現。発表図は余詰があり、本図は02年3月おもちゃ箱発表の修正図。 |
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◇成駒なし 335手 今村修「天月舞」 近代将棋 1995年12月 まず部品の手順を用意しよう。 A手順「95飛、96飛、同飛、同玉、94飛、95飛、同飛、同玉」 B手順「93飛、94飛、同飛、同玉」 75消去「B、74飛、95玉、75飛、96玉、97歩、同玉、A」 65→75「B、64飛、74歩、95歩、同玉、65飛、75飛、同飛、同歩」 (他の筋の移動も同じ要領で) さて、作意手順に入る 「A」「75消去」 「65→75」「75消去」 「55→65」「65→75」「75消去」 「45→55」〜「65→75」「75消去」 「35→45」〜「65→75」「75消去」 「25→35」〜「65→75」「75消去」 「B」24飛、34歩、95歩、同玉、 96歩、同玉、26飛、95玉、25飛、 96玉、97歩、同玉、「A」「B」 93飛、同玉、83金、94玉、84金、 95玉、85金、96玉、86金、97玉、 89桂まで335手 初めて再帰連取り(呼出しはがし)を実現した歴史的な作品で、この構想で成駒なしの初形から335手の長手数を実現した。塚田賞受賞。 注)現在は、中村宜幹・芝勇輝「アンバーグリス」 605手 が記録。 |
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◇双裸玉 35手 北原義治 詰パラ 1964年5月 注)現在は、増田直樹 43手 が記録。 |
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