滑走路

皆さんご存知の滑走路。これが無くては飛行機は離着陸出来ません。

広島空港は東西に1本の滑走路があります。東方面から離着陸するための滑走路は28、西方面からは10と呼びます。上記の写真はランウェイ28の一番手前のところです。28と書いてあるのが分かりますか?これは、滑走路の向きを表します。北を0度とすると、時計回りでおよそ280度を向いているので、28(トゥーエイト)と呼びます。西側からはおよそ100度なので10(ワンゼロ)と呼びます。ちなみに、沖縄の那覇空港は、南北に向いているのですが、00(ゼロゼロ)-18(ワンエイト)ではなく36(スリーシックス)−18(ワンエイト)と呼びます。下一桁を切り捨てて二桁で呼ぶので00より36の方が呼びやすいのでしょう。また、伊丹空港のように平行滑走路の場合、数字の後にR(ライト)、L(レフト)を付けます。

昔、Gメン75というTV番組があってエンディングに滑走路を歩くシーンがありました。その滑走路には“75”と書かれていましたが、実際には、そんなの在りえませんから〜!残念!!

基本的に飛行機は風下から風上に向かって離着陸を行いますが、視界不良や燃料節約等の諸事情により変更される事もあります。ILS(計器着陸)といって滑走路の方からの電波を利用して降りてくる着陸方法は、10側にしか設備がないため視界が悪いときは10を使用します。このILSについては、ローカライザー及びグライドパスのページを見てくださいね。