広島空港開港前のイベントに空飛ぶクジラがやって来た!    

今は、スペシャルマーキングと言えば、誰もがポケモンが頭に浮かぶのではないでしょうか?

当時、小学生の女の子がデザインしたイラストを全日空さんが、本物のジャンボにペイント

したのは感動的でした。みなさん、覚えてますか? 月刊エアラインのスペシャルマーキング

の特集でも取り上げてもらえなかったのは、ちょっぴり悲しかったです。(涙)

雨空の中から、クジラは現れた! やはり水がないとダメだったのでしょうか・・・

ランウェイ10で降りてきたクジラは、普通、誘導路を通ってエプロンに入ってくるとこだが、

T1、T2経由で滑走路を自走して戻ってきた!

エプロンにて羽を休めるクジラ?にタラップが着けられ機長等が降りてこられた。確か広島出身

の機長さんだったと記憶している。

この日、雨にもかかわらず大勢の人々がクジラと新しい空港を観に来ていた。応募による抽選

だったが、外れたテラゴンも当選した友達に付いて来ちゃいました(笑)

機体にはデザインした、おおがきゆきえさんのサインが入っていました。

機体に触ることは出来ませんでしたが、機体を一周する事が出来ました。

真正面から見たところです。やっぱりデカイ!

主翼の付け根は旧型ジャンボに比べて膨らみをもたせて空気抵抗を減らしてあるらしい。

そして、その下側の穴の開いているところから上空で冷たい空気を取り込んでエンジンから

の熱い圧縮空気を冷やしてエアコンに利用している。メインギヤと呼ばれる着陸装置は、

ボディギヤが8本、ウイングギヤが8本の16本のタイヤで巨体を支えている。ちなみに、

ノーズギヤ(前側)は2本のタイヤです。

左右には違うイラストが描かれていて、魚たちも楽しそうに泳いでいるようだ。

おっと、タコのたこ揚げだね!ユニークですね(笑)

お尻に開いてる穴はAPUと呼ばれる補助動力エンジンの排気口です。APUは駐機してる時に

発電や空調に利用する他、エンジン始動時に高圧空気を作り出します。

ジャンボを見学した後は、バスに乗って滑走路を走りました。最初で最後かな・・・

いよいよ、クジラともお別れですが、なんとトーイングカーで滑走路までプッシュバック!

滑走路をタキシングして行っちゃいました。

いよいよ、離陸!ノーズギヤ(前輪)が滑走路から離れました。

続いて、ウイングギヤも上がりました。

そして、クジラは去っていきました。

と、思ったら、別れを惜しむように再度、姿を見せてくれました。

最後にローパスで去っていくなんて、やってくれるじゃないですか全日空さん!

楽しい思い出をありがとう・・・

今、このBoeing747−400DのJA8963はノーマルなANAカラーで飛んでいますが

JA8963に会うたびに、この日の事を思い出すテラゴンであった。