川柳展望ネット句会 ’14年6月の入選句

順位




番号
         句 作者名 投票者           (記号は別表参照)
入選 16 7 お気持ちを害さぬほどに包む布施 甲斐良一 夢繁虫水良千爽宏五猫比里久二よ柳
入選 14 3 DNA疑う余地のない額 橋本 修 安た三か五比弘雄トし大芳益柳
入選 14 39 額に入れ取っておきたい日本晴れ 清水一笑 安三虫吉甲鋭爽比竹葱分博益柳
入選 13 46 額縁が歪んで見えるピカソの絵 寺川弘一 水か甲桐千里清久ト博しよ柳
入選 13 55 額縁の中で裸体が咳をする 安藤なみ た虫水宏敏比里葱清久分し柳
入選 12 1 「9条」を額から外す安倍総理 岡村水無月 三虫良草宏五葱清トし芳よ
入選 12 43 額の父作り笑いをしたまんま おさ虫 三か鋭猫比竹み久トし大柳
入選 12 65 寄せ合ってみても知恵など出ぬ額 吉崎柳歩 花安三雅吉桐爽猫み里益二
入選 11 77 四季の花猫の額を埋め尽くす 颯爽 花た雅か宏五比み心雄よ
入選 11 108 半額の半額だって要らぬ物 金子鋭一 花安夢た繁爽竹弘里芳柳
入選 10 93 葬式の額と無縁のご本人 豊後ぶんご たか吉千敏猫比心里益
入選 8 6 おでことおでこ合わせぴたりと当てる熱 三村 舞 夢水甲草敬久し益
入選 8 45 額縁が付くから飾る感謝状 加藤吉一 夢繁雅良千比竹分
入選 8 96 値切っても負けても掛かる消費税 清水一笑 雅水か敏猫葱分芳
入選 8 114 爺ちゃんの額の皺にある誇り 澤井敏治 虫良千五竹清ト益
入選 7 27 外税に値下げしたかと勘違い 星野睦悟朗 繁雅か草千久ト
入選 7 58 額縁をはみ出したがるクレヨン画 橋倉久美子 安雅草五竹ト大
入選 7 60 額寄せ抜け道探す自衛権 梶井良治 三か甲爽竹里し
入選 7 64 額面はどうあれ賞与出てた頃 笹田しま ね鋭草爽心二柳
入選 7 102 働かぬ時でも汗をかく額 西山竹里 雅か敏み益よ柳
入選 7 103 年ごとに領土を広くする額 圦山 繁 た虫爽竹雄里し
入選 6 4 いい額に入れてる孫のクレヨン画 夢邸 雅草弘雄清大
入選 6 12 ご祝儀は多いにこした事はない あだち千花 夢繁甲猫久分
入選 6 17 つまらないヤジで額面割る議員 加藤吉一 虫水甲猫トし
入選 6 51 額縁に入れるほどではない中身 西山竹里 繁ね吉甲草久
入選 6 57 額縁も必死でフォローしている絵 吉崎柳歩 繁爽宏弘雄分
入選 6 86 新社長先代の額裏返す 颯爽 三ね雄里清よ
入選 6 104 波の絵を飾ると額縁も揺れる 柴田比呂志 花夢千清分柳
入選 6 106 半額にされてたトマトが笑わない 桐壺 雅甲鋭千敏葱
入選 6 107 半額になってる昨日買った服 五月 花安爽弘心よ
入選 5 10 お布施の額仏の地位に差をつける 上山堅坊 夢三敬久博
入選 5 14 すんまへん額叩いて笑てはる 平尾定昭 ね敬心大芳
入選 5 16 その雨を額紫陽花の手がにぎる 桐壺 繁ね比清分
入選 5 63 額面どうりとってもらえぬ朝帰り よしひさ 吉良五雄芳
入選 5 74 高額な皿に凡人ばかり盛る 永見心咲 た虫桐葱よ
入選 5 82 収入の額で語れぬ男前 上野のひろ 水吉鋭猫敬
入選 5 117 冷や汗はかいたことなどない額 橋倉久美子 安雅弘里益
入選 5 119 扁額にいにしえ人の息遣い 鳴子百合 三ね鋭敏大
4 28 額から汗でも顔は笑ってる 平尾定昭 猫心雄葱
4 35 額には産婆の指紋刻まれる 林冬子 水草清分
4 37 額に入れ「以下同文」も主役占め 岡村水無月 た竹雄二
4 59 額寄せ子らのパパへのサプライズ 竹中正幸 吉心ト博
4 70 控えめな額紫陽花の雨化粧 白濱 猫 宏敏弘心
4 72 考えて少なめにする寄付の額 天根夢草 安敬弘博
4 73 高額な医療費かけて八十路行く 古市博 花宏猫ト
4 80 七桁を超えると遠くなる値 柴田比呂志 繁か鋭心
4 87 親族の額集めて遺産分け 三浦芳子 たみ久二
4 89 誠意とは多額の保証金のこと 佐藤千四 夢繁三草
4 90 前頭部 国境線のない平和 おさ虫 甲桐宏二
3 26 歌麿の絵にあでやかな富士額 赤松重信 花良敏
3 34 額にはたぎる怒りがしかとある 大城つねを み葱大
3 50 額縁に軟禁されたモナリザだ 寺川弘一 鋭桐芳
3 75 黒枠の友が残した風の画布 葱坊主 宏五し
3 78 時々は豪華な額に自分入れ 林冬子 安吉桐
3 95 男には美しすぎる富士額 草野たえ 桐芳二
3 101 庭もない猫の額へ税は来る 星野睦悟朗 宏葱芳
3 105 半額と言われ不安な家を買う 五月 花夢鋭
3 111 父さんが額に納まり笑ってる 松谷大気 ね桐敏
3 113 亡父の額からカラーになった遺影 橋本 修 水吉み
3 118 啖呵でも切るか額の向う傷 竹中正幸 良大益
2 9 お道具はいまいちだけど富士額 佐藤千四 爽二
2 11 ゴルフ好き?白い額に日焼け顔 早川トミジ 良博
2 13 さわやかな笑顔でわかる幸せ度 片山かずお 弘葱
2 21 ヤブじゃない仰る額の医師免許 圦山 繁 た敬
2 22 右太衛門額の傷が見得を切る 赤松重信 ね良
2 31 額が熱いナースコールを押そうかな 太秦三猿 五大
2 33 額とはとても言えない頭頂部 甲斐良一 敬分
2 38 額に入れ一人満足悦に入る 西上雄二 安博
2 40 額に入れ飾った日から笑わない 青砥たかこ 甲桐
2 41 額に入れ大事にしてるわが子の絵 上山堅坊 花博
2 44 額を隠し草食系になる男 三村 舞 ね心
2 52 額縁に凛と納まる亡き厳父 三浦芳子 敬雄
2 71 甲斐性はあるが額に皺がない 安藤なみ 水益
2 76 財産を全額寄付をした児童 アズスン安須 千博
2 92 総額で牛一頭は食っている 豊後ぶんご 五よ
2 97 中身より額が立派で賞をとる 西上雄二 敬二
2 99 通帳の額が近づくゼロゾーン 大木雅彦 ね良
2 112 褒めるとこ富士額しかないですか 笹田しま 吉大
2 116 力感の妻だけ上がる査定額 松村しげる 鋭敏
1 5 ウチの庭子ネコのヒタイほどですが 佐藤彰宏
1 15 せりあがる額を包む髪がない よしひさ
1 25 下手な絵を立派な額で飾ります 藤井智史
1 29 額から汗のしたたる音がする 木藤明子
1 30 額から飛び出し立体アート展示され 竹口みか子
1 32 額そのものが芸術品と胸を張る 青砥たかこ
1 42 額の中兄妹会で母がいる 師子鹿敬子
1 49 額縁にお金をかける素人画 梶井良治
1 53 額縁の中で自画像厚化粧 葱坊主
1 56 額縁の良さで値のつく絵画展 澤井敏治
1 61 額紫陽花とりまきが居てなお寂し 永見心咲
1 66 気に入らぬ嫁の指輪の額もイヤ 野川清
1 68 隅の席ひと言言いたそうな顔 片山かずお
1 69 後退した髪が額を広くする 柳谷益弘
1 83 渋い顔して額縁に入ってる 柳谷益弘
1 98 賃上げに消えた鉢巻き労働歌 鳴子百合
1 110 美しい額で主役決められる 竹口みか子

課題「 額 」10句を選ぶ互選 

入選 5票以上の38句
集句 60人 119句。

句の並べは順得票数・50音です
句番号は互選に使用した番号です

(投票された方)

あだち千花 桐壺 西山竹里
アズスン安須 草野たえ 葱坊主
天根夢草 佐藤千四 野川清
青砥たかこ 颯爽 橋倉久美子
圦山 繁 佐藤彰宏 早川トミジ
太秦三猿 五月 豊後ぶんご
大城つねを 澤井敏治 古市 博
おさ虫 白濱 猫 松村しげる
大木雅彦 柴田比呂志 松谷大気
岡村水無月 師子鹿敬子 三浦芳子
片山かずお 竹中正幸 柳谷益弘
加藤吉一 竹口みか子 山本二郎
梶井良治 寺川弘一 よしひさ
甲斐良一 永見心咲 吉崎柳歩
金子鋭一 西上雄二

体の表紙へ

作家略号

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獲得票数 16 14 13 12 11 10 8 7 6 5 4 3 2 1 0
句数 1 2 2 3 2 1 4 6 9 8 11 11 19 17 23
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