OSTRACISM CO.
何が問題なのかを解説します。
毎日コミュニケーションズの方はこれを読む前に問題点を考察してください。

問題点

 最大の問題点は、阪神大震災への義援金を掲げており、この依頼を断れば正義に反するかのような印象を与えていることです。それに加えて、エディタの開発にかかる労力を開発者に自己負担させるという前提のもとに企画を考えていることです(明確には表現していませんが、そう受け取れます)。
 これで企画が成り立ったとして、「『Mac Fan』限定」とは何でしょうか? 『Mac Fan』のロゴをアバウトに入れるのでしょうか? 「毎コミュ」はこの企画で何をするというのでしょう? エディタの開発の提案程度で開発に参加したとはいえません。「『Mac Fan』限定」という言葉の意味が私には理解できませんでした。
 そういった疑問もあり詳しい説明を求めたのですが、返ってきたのは個人的な考えのみでした。最低限質問には明確に返答して欲しいものです。プロジェクトの実体が全く見えません。
 そもそも安く見積もったとして、私が仕事として半年かかりっきりで全力でソフトを開発すると、1千万円は請求します。そういうレベルでのソフト開発の費用という観点が全く存在しません。そういった形態での発注というニュアンスは全くありません。
 はっきりいえば1千万円をエディタの開発に投入するのでなく、直接「毎コミュ」の名前で阪神大震災への義援金にすべきでしょう。
 もうひとつ。結局エディタの評価記事を読んでみて、MacFan編集部が比較基準にした機能を全部備えたエディタ程度のものは誰も欲しがらないと判断できます(もちろんシェアフィーで1千万円も集まりません)。『Mac Fan』編集部がユーザを代表して提案をするはずなのに、おそまつな評価記事しか書けないのはひとえにエディタのことを知らないからです。こんなものに代表されたらユーザが迷惑です。いかに思い付きの企画かがこれではっきりしました。夢想するのは勝手ですが、私はそんなものには付き合えません。

 毎コミュがこの企画を通したということは、ソフトのことを知らないでパソコンの雑誌を出版している雑誌社だと考えても良いということです。

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OSTRA / Takeshi Yoneki