OSTRACISM CO.

 技術には技術で対抗。

 ニュースサイト等の広告でアニメーションが多用され、そのチラチラで気分が悪くなることがある。GIFアニメーションならばMozillaの設定でアニメーションを止められるのだが、無神経な広告の多くがFlashに移行してきた。Flashのアニメーションは止める設定がない。不便なことも多いが、気分が悪くなるのを避けるためFlashはデフォルト環境から除去していた。ともかく、有意義なサイトでFlashが必須なところはそうはない。
 Mozilla Firebird Help(http://texturizer.net/firebird/tips.html)のAd Blockingが有効に使えるとウチのママが見つけてきた。Webページ上の広告の特徴を捉えてブロッキングするMozilla向けCSSである。私のMac/Windows共通デフォルトブラウザであるMozilla 1.0.2でも効く。抜群に効く。素晴らしい。
 おかげでデフォルト環境にMacromedia Shockwave Flashをインストールできるようになった。任天堂のメトロイドページもようやく楽しんだ。Flashがないとどうにもならない間抜けな作りの日本レコード協会やテイ・トウワ公式ページも確認できるようになった。しかし、日本レコード協会はサイトに訪れた客を全員盗人扱いですか。もちろん設定で「リクエストのないウィンドウオープン」は切ってあるんでもうポップアップされないけどね。
 以前は広告を嫌って勝手に広告を抜くプロキシを使ったりしたもんだが、CSSで可能ってのが凄い。似たことがSafariやOperaで可能なんだろうか。

 有線ブロードネットワークスによる光ファイバー(各家庭に来てるのは情報コンセントの真打ちであるEthernetだが)が開通したので、116に電話してNTTのADSLを解約した。我が家ではADSLは半年チョイの命であった。

 Labels Xというソフトを使うとMacOS X Finderでラベルが使えると知り、インストールしてみた。どんな仕組みで実現してるのだろうと調べると、なんとまぁアプリにパッチを充てるためのFrameworkを用意して、それを使って実現していたのであった。メチャクチャ大技。apedというdaemonがその実体だが具体的にどんな風にやってるかは、もう私の知識の範囲外。このAPEを利用すると、昔のMacOSの危ないINITに近いことがバンバンできるようだ。いやまぁ、私の趣味ではないが(あくまで正統派の方法でアプリしか書かないもんで)。
 調べるまでは漠然と、WindowsのExplolerみたいに拡張向けの仕組みがAppleから提供されているんだろうかなどと思っていたのだが、甘かった。拡張の仕組みそのものから構築するとは。unsanityって会社、Appleの技術者が覆面で参加してるんでは?
 ともかくラベルが復活した。
 しかし、MacOS Xへの移行はnetatalkが最大のネックだな。

2003.06.01
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OSTRA / Takeshi Yoneki