今回、会社の永年勤続のリフレッシュ休暇(3週間)を機会に旅行を思い立ちました。
オーストラリアは5年半前も一度行っており(前回は、ケアンズ・ゴールドコースト・シドニーへ7泊8日で行きました)、気に入っていたこと、時差がなく時期的に気候が良いこと、私(三碧木星)にとって2月は南方が大吉方であることから、パースに行くことにしました。
HISで申し込み、費用はツアー代が約25万円(旅費・ホテル代・オプショナルツアー代等込み)、現地での食費等で約1万円、お土産代約5万円でした。ツアースケジュールは5泊6日(機内2泊、パース3泊)です。オプショナルツアーは「ピナクルズ4WDツアー」(自然)と「ロットネスト島1日観光ツアー」(海)を申し込みました。その他には「パース満喫!グルメ&夜景deナイト」(食)や「スワン川クルーズ付市内観光」などあります。





2012年2月23日(木)

19:40 成田発のカンタス航空機でオーストラリアに向かいました(東オーストラリアのシドニー経由で西オーストラリアのパース)。
右の画像は、カンタス機内での夕食です。お寿司盛り合せとビーフ煮込みのトマトピラフとお野菜添えになります。味付けも思ったより濃くなく結構おいしかったですよ。
機内では座席のモニターでTV・映画などが楽しめます。当時はまだ日本公開前だった「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」(メリル・ストリープ主演)や、2011年公開の「Moneyball(ブラッド・ピット主演)」などをやっていました。
搭乗率は恐らく80〜90%くらいだったので、エコノミーとはいえ、シドニーまでの7時間40分は、多少ですがゆったり過ごすことは出来ました。
シドニーからパースへは国内線で真西へ約4時間30分の旅、途中昼の機内食が出ました。
平日の昼間という時間帯のせいでしょうか。かなり座席は空いていました。

2月24日(金)

パース着は昼の12:30(シドニーとパースは3時間時差があるので、パース時刻で12:30)でした。パースは日本時間-1時間です。
空港からHISの現地ガイドの案内でホテルに移動して、チェックイン(
Perth Ambassador Hotel/パースアンバサダーホテル)。一通り現地ガイドから丁寧にスケジュール等の説明をロビーで受けました。
部屋自体はこじんまりとしてこぎれいな印象ですが、カーペットに経年の汚れが多少あり、水回りも少し汚れているなあと思いました。だだこのツアーでのホテルの中では一番安く、また日本人スタッフもいるので安心できました。
まずは、HISパース支店でポケットWi-Fiをレンタルし(料金は1週間で30オーストラリアドル=約2,500円。1ドルは当時のレートで約85円)、その後市内を1時間程度ブラブラしました。
パースは、西オーストラリア州の州都で人口150万人弱。気候は地中海性気候で2月は夏。行った日の気温は26〜27℃湿度50%くらいで、日差しはやや強いですがとても過ごしやすかったです。ただし、やはり日焼け止めは必須ですね。一応私も日焼け止め塗ってから出かけました。
市内はブランドショップもあり、女性にはショッピングも楽しめるのではないでしょうか。マックやサブウェイ、バーガーキングなど日本でのおなじみのファーストフードもあり、日本食店(回転寿司もありました)も多くありました。平日の昼間とはいえ人通りはかなり多い印象を受けました。ちなみに夕食は現地のコンビニで巻き寿司、サンドウィッチ、フルーツを購入して食べましたが、コンビニは日本に比べて、1.5倍くらい価格が高いですね。


2月25日(土)

2日目は、オーストラリア1の観光スポット、ピナクルズ4WDツアーのため、ホテル前に7:20集合。
ピナクルズまではパースから海岸線沿いの国道1号線を北へ片道約220kmバスで向かいます。バス内は英語ガイド(運転手)と日本語ガイドが同乗します。日本人参加者は私を含めて3組5人です。英語ガイド側の乗客は10名くらいでした。



まずは、動物園に40分程度立ち寄りし、コアラ(動かない^^)、カンガルーなど動物園ガイドの案内の元見学しました。
昼食はロブスターの水揚げ所になっているところに寄り、バイキング形式のものを取りました。内容は、パン、ポテト、ソーセージ、チキン、野菜、フルーツなどです。それとは別に私は$20(約1,700円)でロブスターを買い一緒に食べました。

午後はいよいよ、ピナクルズに到着し1時間半ほど徒歩で見学しました。
The Pinnacles Desert/
ピナクルズは、原生林が枯れ、中に堆積した石灰層だけが残ってできたピナクルズは年々変化しているとのことで、広大で自然の偉大さを改めて感じるような景色が広がっていました。写真にあるように車で中に入ることも出来ます。
1つ1つ大きさも形も違い、すべて自然の力でこの様な形になっています。日本でもプロモのロケ地としても使われたことがあるようです。







上の岩の穴から撮った画像は、ピナクルズ観光の記念撮影の定番です。

その後今日最後の観光となる近くに砂丘に行き、バス(4WD車)で急坂を何度も下るツーリングやスノボのような板で滑るのを体験しました。ここの砂はハワイや和歌山の南紀白浜にも輸出されているそうで、本当に白くきめ細かな砂で、日本の砂のようにあまりザラザラとはしていません。観光を終え再び、南へ220kmパースへ向かい、7:30頃ホテルに到着、約12時間のツアーが終了です。この日もコンビにでサンドウィッチを購入し夕食を済ませました。


2月26日(日)

3日目は、ロットネスト島1日観光ツアーは、ホテル前8:15集合。
そこからバスでスワン川の船着き場に行き、クルーザーに乗りフリーマントル経由で約1時間半をかけてロットネスト島に向かいます。途中スワン川南側の高級住宅地を臨みながらのクルージングとなります。





ロットネスト島はインド洋に囲まれた周囲約40kmの美しい島です。島内にはロッジもあり、短中期の宿泊客も受け入れられるようになっており、スーパー・レストランもあるので、食事には事欠きません。森林の緑も美しくゴルフ場もあります。午後は約1時間半マイクロバスで島を1周します。

その前に島内のレストランで昼食です。ここもバイキング形式で、パン、肉、魚、野菜、フルーツ、デザートなど用意されておりとても美味しかったですね。味付けも比較的日本人の好みにあっており、一緒に食事をしたツアー客も美味しいと言ってました。今回の旅行で2番目の美味しさです。ナンバーワンはまた後ほど。




ロットネスト島からみるインド洋は本当に美しくまさにエメラルドグリーンとはこういう色なのだなあ〜と思いました。日本のビールCMのロケ地でも使われたビーチもあるとのことです。ロットネスト島の海岸や森は人の手を入れてなく、自然のままというのが素晴らしいですね。



見学を終えここからまたクルーザーでパースに戻ります。下の写真はクルーザーからのパース市内の景色です。




この日の夕食はツアーで仲良くなったご夫婦(このご夫婦はパース歴20年29回目のベテランです)に誘われ、この日ガイドの女性と4人で
Aquarium Seafood Chinese Restaurant/友漁軒中華料理(広東料理)を頂きました。
ビール、白ワイン、アワビ、八宝菜、チキン、麻婆豆腐、デザートなどこの夕食が一番美味しかったです。ここはご夫婦がお泊りのパン・パシフィック・パース(旧シェラトンホテル)のフロントに聞いて紹介してもらった所だそうです。
お会計は4人で$300(約25,500円)くらでしょうか。なんと奢っていただきました!


2月27日(月)

5日目27日は、いよいよチェックアウト。
11時まで時間があったので、朝は恒例となった歩いて5分程度のスワン川沿いの散歩とコンビニで朝食(サンドウィッチとヨーグルト)を買いました。
9:00まではホテルで帰国の準備。HISパース支店にポケットWiFiを返却しその後、パース造幣局の見学に行きました。ここはオーストラリア国内最古の造幣局で一般にも開放されており、店では金貨、銀貨、金の延べ棒、金塊、装飾品などが売られています。記念に何か買おうかとも思いましたが、ピンとくるものがなく、結局見学だけで終わりました。

11:00にHISの現地ガイドホテルにが来て、パース空港まで送ってもらいました。
パースを13:05を立ち、再びシドニーへ向かいます。時差が+3時間あるので、シドニー空港に着いたのが21:00になります。出発まで免税店で最後の買い物。化粧品とメガネ(老眼鏡)を買いました。シドニーを21:45に出発して成田に向かいました。帰りの機内では、パース・シドニー間でもそうでしたが、航路図をモニターで見ながら過ごしました。速度、高度、外気温の表示や位置をちょこちょこチェックしてました。速度は平均900Km、高度は12,000mです。当たり前のことかもしれませんが、外気温が赤道付近でもマイナス50℃前後だったのは改めて驚きましたね。


2月28日(火)


6日目は、予定通り成田空港に朝6:00に到着しました。なんと雪が降っているではありませんか!
自宅までは通勤時間のピークにぶつかるところでしたが、運よくと言うか悪くというか、人身事故でスカイライナーが止まっていたので、駅で1時間近く待たされました。
気温差20℃以上は体にこたえますね。成田空港第2ターミナル駅を出発したのが、7:37。上野経由で自宅(中央区)に着いたのが、9:35です。
つい昨日までは、真夏のパースにいたのに、一転して真冬でしかも雪が積もっている東京に帰ってきました。


最後に

パースはこの時期真夏ではありますが、朝夕は大変涼しく爽やかな気候ですので、朝夕の散歩や散策はおすすめです。殊にスワン川沿いにはジョギングロード、サイクリングロード、ふかふかの芝生があり(この芝生は元々滑走路だったらしく今でも月1回は飛行機の離着陸があるそうです)とても気持ちがいいです。帰国前夜には南十字星を見ることでき大変いい思い出になりました。2月〜3月が一番の見ごろのようですね。

パースは1年を通じて比較的温暖な気候ですので、いつ行っても良いと思います。
一応月別の気温は調べておいたほうが良いとは思いますが。またゴルフ好きの方は、$60(約5,100円)くらいでラウンド出来るので大変お得だと思います。私も今度行く時は是非ゴルフをやりたいと思いますし、できればまた11月頃行きたいなあ、なんて思っています。またオプショナルツアーにはワインを飲めるものもあるようですので、ワイン好きの方は事前に旅行会社を複数あたって聞いてみるのも良いでしょう。

パースは、旅行家の兼高かおるさんが「世界一美しい街」と言っていたとのことで、私もオーストラリアではケアンズ、ゴールドコースト、シドニーへ行きましたが、そこ以上にまたパースに行きたいと思いました。
気候も良く、緑に囲まれ、スワン川やインド洋の美しさに惹かれますね。ちょっと遠いのがネックですが(シドニー経由で成田から乗り換え含めて15時間くらいかかります)、その時間をかけても一度は行くことをお勧めします。
読んでいただきありがとうございました。



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