兼松講堂
如水会館
旧如水会館

兼松講堂と新旧如水会館

ロマネスク様式の美しい建築物の一つとして、東京国立市にある一橋大学構内の兼松講堂があります。 子供の頃から何度も訪れているので私にとっては特別な存在です。カーブを描いた開口群が優雅な美しさをかもし出しています。 関連施設の如水会館も同様式で設計されており、無機的になりがちな都会建築の中では情緒を感じさせます。 その昔ここに建っていた旧如水会館は徳川由来の地にふさわしい落ち着いた雰囲気の建物で、私が高校生の頃(昭和50年代中頃)まで健在でした。 旧如水会館油絵は私の作品ではなく、父の知り合いが取り壊される運命を惜しんで描いたものです。作品左下に“SONE”とサインがあります。

田中直樹作品集