日光東照宮陽明門

東照宮陽明門をテーマに制作した風景画です。この作品は、こんもりした杉林をバックに、主役である陽明門を真正面にすえて、素直に日光らしさを表現しました。建物の外観は、小さな白塗り胡粉摺りの廻廊から朱塗りの廻廊を両脇に従えたシンプルな構図にして、黒漆を塗ってある重厚な屋根の美しい曲面を表現しました。 遠目に見ると、胡粉摺りの白色部分と漆や蒔絵の極彩色部分とがツートーンになって、重厚な中にも軽やかなリズム感があります。
人物群は歴史ある舞台を強調するために真ん中の赤い柵を境にして、左が時代装束に、右側は現代風となっています。
左の廻廊土台に腰掛けて帽子を被っているのが画家自身で、我が家に時々やって来る福猫に手を差し出しています。
こちらの作品は、ジークレー版画として制作&販売しております。詳細はこちらから→

     
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田中直樹作品集