パリ_シテ島とセーヌの橋

Paris_Cité & bridges of the Seine river


パリ3部作の1点です。セーヌ川に穂先を向けて浮かぶシテ島とその手前にポン・ヌフ(新橋)、さらにその手前にポン・デ・ザール(芸術橋)があります。初めてパリを訪れてからいつかは描いてみたいと思っていた憧れの構図です。遠景にそびえるノートルダム大聖堂、その左に建つ尖塔はステンドグラスが見事な最高裁判所のサン・シャペルです。左端のとんがり屋根のある建物が有名なコンシェルジュリーでマリー・アントワネットも幽閉されていた美しくも物悲しい名所です。その右にあるキューポラは、パリ郵便局です。右端の鋭角三角屋根のある箇所は司法警察で、その後ろの建物がピンクパンサーで有名なパリ警視庁です。中心の双子みたいな建物がある辺りは、まさにパリのへそのような場所で、一番歴史あるポン・ヌフ(新橋)が両袖に広がります。アンリ4世の銅像から見下ろせるヴェール・ガァラン(アンリ4世のニックネームで“女たらし”の意)広場は、セーヌに浮かぶ船の穂先のようです。“たゆたえども沈まず”のパリ紋章銘文そのものです。セーヌに手が届くこの場所から眺めるパリの姿は、飛行機代をはるかに超える価値ある美しさです。パリの5大名橋といえば、作品にあるポン・ヌフ、ポン・デ・ザール、そして豪華絢爛なアレキサンドル3世橋、アポリネールの詩で有名なミラボー橋、それから映画“ラストタンゴ・イン・パリ”で美しくも退廃的な魅力を見せた2階建て橋のビル・アケム橋でしょうか。作品一番手前のポン・デ・ザールは、セーヌの川面照り返しを受けていろいろな色彩を感じるとおり描きました。ポン・ヌフは、新橋の名とは逆にパリで一番古い橋として歴史を感じさせる石造りの暖かさを表現しました。そして逆パースになった先端から広がる名所を従えたシテ島が画面に広がります。この構図とは逆の位置からシテ島を描いた作品とオペラ座を中心に描いた作品、そして本作がパリ3部作となっています。
ジークレー版画作品はこの他に、世界日本ニューヨークパリローマドイツウィーン東京京都などがあります。

田中直樹/ジークレー版画販売のご説明                         画家プロフィール
本刷りは専門の工房で、ご注文内容に合わせて1点ずつ行っております。最高水準の版画紙使用
絵柄サイズは32×2339×28cmの2サイズから選択
額サイズは四切(額内寸424×348mm)、大衣(同509×394mm)の2サイズ(絵柄サイズによる) 額縁詳細→
木質箔貼りの額縁で、マット紙を使用して額装 額装見本→
販売価格は四切1点28,000円、大衣1点31,000円(税込)
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