鍛冶

旅行で訪れた街々で目にする古い建築物や道具類を見ながら、それらがどうやって造られていったかを想像するのが大好きです。特に中世の職人技に心を奪われ、その姿を絵にできたらと思ったのが、この“寓話”というシリーズを描き始めたきっかけです。職人は、職種のイメージに合う動物に置き換えることで、非現実的な世界観を表したつもりです。この鍛冶は、素朴で重厚な石造りの工房と、力強さを秘めた職人の様子をシンプルに表現しました。他にガラス吹き石工の3部作になっています。後に絵の公募展に出品したところ3部作として受賞することができ、自信をつけることが出来た思い出の作品でもあります。
こちらの作品はジークレー版画として制作&販売をしております。詳細はこちらから→

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田中直樹作品集