同時接種につい
て
現在行われているワクチンは、
ヒブワクチン・肺炎球菌ワクチンなど、1歳未満で行うワクチンは、6種類〜7種類
ヒブワクチンを例に挙げると、4回接種で完了となっていますから
他のワクチンを合わせると、接種回数は・・・・・。
その中には、生ワクチンは、接種後4週間あけなくてはいけません。
それぞれを一本ずつ接種していると、ワクチンの接種予定が遅れてしまう可能性があり、
ワクチンは、接種すれば免疫がつきますが、接種が遅れれば 免疫がつくのも遅くなります。
特に、ヒブワクチン・肺炎球菌ワクチン・4種混合ワクチンは、
小さなお子様が感染すると重篤な症状を起こす病気を予防します。
できるだけ早く、ワクチン接種を完了したいものです。
ロタウィールスワクチンは、御兄弟の方が感染したことがあると
下のお子様には感染させたくないと、必ず接種を希望されるワクチンですが、
一回目の接種時期が 決まっており 遅れると 希望されても接種ができなくなります。
このようなことを考えると、どうしても、同時接種が必要になってきます。
同時接種ってなんです
か?
2種類以上のワクチンを、その日に、同じ医療機関で接種してもらうことです。
効果・安全性はかわりありません
同時接種の利点
は?
@ 小さなお子様は、免疫力が弱く感染すると重篤な症状を起こす場合があります。
また 早期に発見しても、治療できない場合もあります。
今は、ありがたいことに ワクチンの数が増え 予防することができるようになりました。
ただし、一本づつ接種していると 免疫ができるまでに時間がかかってしまいます。
時間がかかれば、病気にかかるリスクは高くなります。
ですから、できるだけ早く 免疫をつけていただくために 同時接種が必要となっています。
A たくさんのワクチンを、以前のように一本づつ接種していると
何回も来院をお願いすることになります
その場合、お母様・お子様の負担と、
来院するたびに 風邪の患者さまとの接触など気にされる方もいらっしゃいます
(当クリニックでは、予防接種の時間帯を設けております。
2歳までのお子様は、その時間帯を有効にお使いください。
希望される方が多いため、お早目のご予約をお願いします。)
できるだけ 来院回数を減らす事が出来るという点も 良い点だと思います。
同時接種の危険性はあ
りませんか?
ありません。最近始まったように感じている方も多いと思いますが、
海外では、日本と違いたくさんのワクチンがあります。
急にお父様が海外への出張が決まった時、
海外へ行く前に、たくさんのワクチンを接種しなくてはいけないケースがあり
その際には、同時接種が以前から行われてきました。
海外では、10年以上も前から行われている行為であり、心配はありません。
(院長から、詳しくワクチンについてはお話しがありますが
もし不安なことがあるようでしたら、お話しください。
同時接種をお勧めしていますが、単独接種も可能です)
1本ワクチンを接種して一度自
宅に帰っ
たのですが、
やはり一緒にもう1本接種しておいた方がいいと思ったので、
同じ日なら別のワク
チンを接
種することができますか?
同時接種は、同じ日時に同じ先生から 数種類のワクチンを接種してもらうことを言いま
す。
それに対し、時間を変えて接種することを、同日接種と言います。
同日接種は、認められていません。
ですから、不活化ワクチンを接種されていた場合は、1週間
生ワクチンを接種していた場合は 4週間あけて別のワクチンを接種していただくことになります。
同時接種については、ワクチン接種前に、院長から詳しくお話がございます。
その際分からないことがありましたら、納得がいくまで聞いてください。
納得がいかなかった場合や、説明を受けても不安な場合は、
そこで 単独ワクチン接種に変更されても問題はございません。
単独ワクチンをご予約いただき、話を聞いて、同時接種を希望されても
ワクチンの在庫がない場合は、ご希望に添えない場合がございます。
ので、ご了承ください。
