大蓮寺
本堂 山号 引接山(いんじょうざん)
寺号 極楽院大蓮寺
開山
開基 深誉上人
本尊 阿弥陀如来
宗派 浄土宗
所在 左京区正往寺町457
最寄 東山仁王門・東山二条(市バス)
拝観 特別拝観 800円
≪御由緒≫
慶長五年(1600)、一軒の荒れたお堂に光まばゆい阿弥陀如来を見つけた深誉上人が大蓮寺を建立したのが始まり。
その阿弥陀如来が実はもともと真如堂にあったものだと判明し返還するように命じられた上人が21日間念仏を称え続けたところ、阿弥陀様が二つに分かれ、一体ずつを安置することになり、現在に至ります。
 
こちらの阿弥陀如来像は慈覚大師作と伝えられていて、安産祈願で有名です。
慈覚大師が阿弥陀様を彫っている時に夢の中に阿弥陀様が現れ、京都へ下りて、女人の厄難を救いたいとのお告げがあり、真如堂に安置することになります。その後、京都の女性たちから圧倒的な信仰を集めるようになり、多くの女性たちの出産の苦しみを救われたんだって。
ちょうど訪れた時に南無阿弥陀仏が唱えられ、秘仏が納められている厨子が開いていて、お参りすることが出来ました。
あと今回特別公開で初公開されていたのが、もともと祇園社の中の観慶寺にあった薬師如来です。明治の神仏分離、廃仏毀釈によって観慶寺が廃寺となった時に大蓮寺に移されたそうです。
秘仏でさらに初公開でしたので、なかなかお目にかかれない貴重な仏像。
ご朱印は本堂内で頂きました。
(2009/11/7 参拝)
 

あんさん阿弥陀如来