詩仙堂
小有洞の門 山号 六六山
寺号 丈山寺
開山
開基 石川丈山
本尊 馬郎婦観音(めろうふかんのん)
宗派 曹洞宗永平寺派
所在 左京区一乗寺門口町27
最寄 一乗寺下り松町(市バス)/一乗寺(叡山電鉄)
拝観 500円
≪御由緒≫
徳川家譜代の臣であった石川丈山によって造営されたお堂。
現在詩仙堂とよばれているのは、正しくは「凹凸か」(「か」の字はあなかんむりに「果」と書く)であり、詩仙堂はその一室である。「凹凸か」とは、でこぼこした土地に建てた住居という意である。
詩仙堂の名の由来は、中国の漢晋唐宋の詩家三十六人の肖像を狩野探幽に描かせ、図上にそれら各詩人の詩を丈山自ら書いて四方の壁に掲げた「詩仙の間」を中心としているところからよばれる。
丈山がこの堂に掲げるべき三十六詩人とその詩を選定したのは、寛永十八年(1641)、59歳の時であった。これは我が国三十六歌仙にならったもので、その選定には林羅山の意見も求め、左右十八人、それぞれの組み合わせに意味をもたせた。蘇武と陶潜、韓愈と柳宗元等七対は羅山の改定した所である。
 
紅葉シーズンには人で溢れる名所。座して庭を眺めていると心洗われる場所ですね。僧都がよい感じで響きます。ただ人がいない時に限りますので、わたしのお勧めは雪降る冬に来るのがよろしいかと。
また丈山の十境を見立てた造りを楽しむのも一興かな。
ご朱印は受付の方に聞くとやっておられないとのことでした。
(2009/4/30 参拝)
 

老梅関の門 嘯月楼 庭園