安楽寺
山門 山号 住蓮山
寺号 安楽寺
開山
開基 法然上人
本尊 阿弥陀如来
宗派 浄土宗
所在 左京区鹿ケ谷御所ノ段町21
最寄 真如堂前(市バス)
拝観 特別拝観 400円
≪御由緒≫
鎌倉時代の始め法然上人の弟子、住蓮房・安楽房が現在地より東1キロメートルのあたりに「鹿ケ谷草庵」を結んだのが始まり。
「建永の法難」により住蓮房・安楽房が死罪となり「鹿ケ谷草庵」は荒廃したが、流罪地から帰京した法然上人が両上人の菩提を弔うために一寺を建立し、「住蓮山安楽寺」と名付け、両上人の追善の寺とした。その後、幾たびかの荒廃を繰り返したが、延宝九年(1681)に現在地に仏堂が再建され今日にいたっている。
「建永の法難」とは後鳥羽上皇の御寵愛を受けていた松虫姫・鈴虫姫の出家に関して、住蓮房・安楽房が関わったことから、専修念仏教団の弾圧を企てた 後鳥羽上皇により両上人を打ち首の刑に処し、さらに法然上人を讃岐国へ流罪にしたという事件のことです。
 
普段は公開していないのですが、花の季節(さくら・つつじ・さつき・もみじ)の土日に特別拝観で公開してくれます。あと「鹿ケ谷カボチャ供養」の日(7/25)にも公開されますよ。
まず本堂で住職さんによるお寺の由来や仏像等の説明を聞き、その後は書院でゆっくりお庭観賞。解説をされている住職さんは本堂はこの時期でも寒そうで、下に小さいホットカーペットを敷いておられました(笑)同じ説明を永遠繰り返すことになるんでしょうからほんと大変でしょうね。
書院では「安楽寺縁起絵」や「住蓮上人松虫姫剃髪図」「安楽上人鈴虫姫剃髪図」の掛け軸が見れます。
ご朱印は書院の中で頂きました。
(2009/4/5 参拝)
 

法然上人御旧跡

本堂 両上人墓所 書院の庭 松虫姫・鈴虫姫剃髪図