チャボイノ(オシダ科イノデ属) 矮鶏猪の手
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(特徴) 常緑性。根茎は短く直立して塊状。葉は地を這うように生える。葉柄は葉身より短く、基部に披針形〜卵状披針形、光沢のない褐色、辺縁に不規則な突起のある鱗片が密生する。中軸でも狭披針形〜披針形、辺縁に不規則な突起のある褐色の鱗片つく。葉身は披針形の2回羽状複葉、光沢のある濃緑色の厚みのある草質で、幅10cm以下と狭く先端はなだらかに細くなり尾状に伸びる。胞子嚢群は円形で小羽片の辺縁寄りに、葉身・羽片・小羽片先から内に向かってつく。外見上はイノデモドキに似るが、イノデモドキと比較して、葉身先はより細長く伸び、鱗片の辺縁に著しい突起はなく、葉柄上部〜中軸下部の鱗片は乾けば捻れ、胞子嚢群は小羽片先に優先してつき、立ち上がって生えないなど相違点が多い。山地の少し湿気た斜面で稀に見られる。 (撮影・2010年6月28日、足谷林道) |