ハゴロモイノデ(オシダ科イノデ属)・仮称
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(特徴) 常緑性。イノデの変異形。イノデは2回羽状複葉であるが、さらに分岐して3回羽状複葉となり、羽片基部前側の小羽片は極端に長くなる。葉柄は葉身より短く、基部に披針形〜広披針形、光沢のある淡褐色〜褐色、辺縁に不規則な突起のある鱗片が密生する。中軸では狭披針形〜披針形、辺縁に不規則な突起のある褐色の鱗片が密生し、上部にいくほど狭いものが多くなり、最上部では毛状になる。葉身は広披針形、3回羽状複葉、光沢のある深緑色の硬い草質で、先端は鋭頭。胞子嚢群は円形で小羽片の中肋と辺縁の中間からやや辺縁寄りにつく。(注)下部の2〜3対の羽片が3回羽状複葉になるものをサンウジョウイノデ(三羽状猪の手)と呼ばれているが、本種は葉身の半分以上が3回羽状複葉となる。山麓で稀に見られる。 (撮影・2008年10月3日、根来谷) |