○オニヒカゲワラビの仲間
〔観察ポイント〕
 この仲間の共通点は、3回羽状複葉で、葉は黄緑色〜緑色で光沢がないことです。
 観察時 @葉柄の色 A小羽片の羽軸へのつき方 B胞子嚢群(ソーラス)のつき方 C葉柄基部の鱗片の形と色 の4点が重要なポイントになりますので、フィールドでよく見ておきましょう。
 山地の岩上、斜面に見られるシダです。見慣れると、葉身を見るだけでおおよその見当がつくようになります。

オニヒカゲワラビ ヒカゲワラビ シロヤマシダ   コクモウクジャク  ニセコクモウクジャク


常緑性、葉身は三角状卵形の3回羽状深裂



夏緑性、葉身は三角形の3回羽状複葉




常緑性だが大阪では夏禄性、葉身は広三角状卵形の2回羽状深裂



常緑性、葉身は卵状三角形の2回羽状複葉



常緑性、葉身は卵状三角形の2回羽状複葉



小羽片に短柄があり、切れ込んで翼はない



小羽片に短柄があり、切れ込んで翼がある



小羽片に極短い柄があり、切れ込まない



小羽片に極短い柄があり、切れ込まない



小羽片に極短い柄があり、切れ込まない



小脈は単条と二又が混ざる



小脈は二又




小脈は二又




小脈は単生




小脈は二又




胞子嚢群は中肋寄りにつく



胞子嚢群は中肋寄りにつく



胞子嚢群は中肋と辺縁の中間につく



胞子嚢群はやや辺縁寄りにつく



胞子嚢群は小脈の外側半分、辺縁寄りにつく



基部鱗片は黒褐色〜茶褐色で辺縁に突起があり、宿存性



基部鱗片は黒褐色で全縁




基部鱗片は黒褐色〜茶褐色で全縁、早落性




基部鱗片は黒色で辺縁に刺状の突起がある



基部鱗片は黒色で辺縁に刺状の突起がある


山地の陰湿な林床で見られる

山地のやや陰湿な林床で見られる

山地の林床、沢沿いで見られる

山地のやや陰湿な林床で見られる

山地のやや陰湿な林床で稀に見られる