怠惰なカバー、素敵なカバー



 最近は、アーティスト志望の皆さまの才能が枯れてきてしまったのか、カバー流行りだ。なにしろ、企画モノでもなかろうに、バンドのデビュー曲がカバーだっちゅ〜んだから、何を考えてるんだか......。何を血迷ったのか、往年の名曲をヒップホップにして醜悪にした曲が売れてしまったりするのは、どうかと思うぞ! 何だよ、アレ? てめえの曲で勝負しろよ、てめえの曲でよ〜!

 ......といっても、小室哲哉に拾われる前の安室奈美恵もユーロビートのカバーばっかだったし(ちなみに僕は、その頃の安室奈美恵&スーパーモンキーズの方が好きです!)、南沙織>森高千里「17歳」の例もあるし、カバーも企画次第で面白いのだけど......。でも、それなりの「ウリ」とか「意味」が必要なんじゃないの?

「とにかく売れなきゃ何にも始まらない!」とか何とか自分たちに言い聞かせて、自らを「商品」に貶めてしまったアーティストさま、どうか目を覚ましてくださいっ!

投稿時間: 2003年8月1日(金) at 03:02 PM      


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