店主の釣りバカ日誌2001 3月
3月25日「アメリカの鱒釣り師、日本の川を釣る」の巻
当サイトに「アメリカからのフィールド通信」として投稿くださっている(と言うより私が勝手にメールを公開している)Kuribayashiさんの来訪があり、一緒釣行することになった。この日はちょうど運悪く、数日続いた天気が、朝から雨へと変わった。釣果はどうあれ、せっかくの機会に竿を出さない訳にはいかない。Kさんは、愛用のウインストンのバンブーロッドを手に、近郊N川を釣ることとなった。M小学校下流から入渓。ここは人工的になってしまったN川のフィールドの中でも、比較的自然な流れが残され、最近フライフィッシャーに人気のあるポイントである。Kさんは増水した川に果敢に立ち込みポイントを攻める(写真)が、ドライフライに反応は無い。ライズしそうなフラットなポイントを中心に入念にキャスティングを繰り返すが、日本の鱒達はシャイなのか、アメリカからの訪問者にご挨拶は無しである。釣りも終盤となり、最終ポイントで私のフライに反応が。その後、Kさん得意のウエットフライを執拗に流してみたが、Kさん愛用のウインストンは、曲がることはなかった。次回は、晴れ男のガイド役を確保しておかねば。
釣行データー 天候:小雨 水温:10度 水量:やや増 ハッチ:コカゲロウ
![]() |
3月21日「変わり身の術」の巻
今週も、朝から晴天に恵まれ、釣りに行かない理由が見つからない。梅ノ木の枝では、ウグイスが「ホケキョ」と鳴いて、すっかり春の気分であるが、素直に喜べないのは花粉症のせいである。今日は、先日N氏が爆釣したポイントへ行ってみることに。N氏は、小店主催のビンゴゲームで、お正月限定大漁ロッドをしとめて以来、♀の美形山女(山の女ではなく街の女らしい)をキャッチ&リリースしたり(キャッチ&リリースされたり?)して、調子づいているらしい。
川の雰囲気は良いのだが、まだ水かさは高く、水生昆虫の羽化も魚のライズも見当たらない。それでも、何とか散発的なライズを見つけ24センチほどの綺麗なヤマメをキャッチすることができた。記録に残そうとデジカメを取りに走ったのだが、数十秒のうちにヤマメは、木の根に変身し、画像の無い釣行記となってしまった。
花粉症が悪化し、インターネットで知った、杉の葉煎じエキスを飲んだり、杉の葉風呂に入ったりと、藁をも掴みたい思いで試してみるが、効果の程は???である。その後、経過を報告したいと思う。
釣行データー 天候:晴れ 水温:10度 水量:やや増 ハッチ:コカゲロウの散発
3月14日「ミレニアム初釣行」の巻
今年も待ちに待った解禁初釣行である。解禁初釣行は、何年経っても、子供が遠足に行くみたいにわくわくするものだ。今年も例年通り。近郊の里川のヤマメ釣りから始まる。ポイントは、数日前から決めている毎年実績のあるポイントである。朝から快晴、税金の申告にはもったいない天気だ。明日15日付けの消印で郵送申告という、最終手段もある。朝は放射冷却により冷え込んだが、日中はネオプレンウエーダーでは暑過ぎるほど気温が上がり、水温も9度と上昇.。風も強く、スコットの#3番ヘナチョコロッドでは仕事にならず、すぐさまファーストアクションのセージに持ち替えた。ライズは無いが、迷わずドライフライを結んである。魚が居るのも分かっている(放流ポイントだから)何回目かのキャスティングで、狙い通りフィッシュオン。デカイ!? 硬いセージのロッドが弧を描いている。やり取りの末、寄ってきたのは、なんと、すれ掛かりした23センチほどの銀化ヤマメであった。その後数匹のチビヤマメに遊ばれ、ミレニアム初釣行を終えた。
次の日は、目がショボショボ、鼻汁ジュルジュル。例年より早い花粉症の発症に悩まされながら、例年通りギリギリの確定申告であった。次回は、マスクをつけて釣行するか? どなたか良い花粉症対策をご存知の方は、ご一報ください。
釣行データー 気候:晴れ 水温:9度 水量:やや増 ハッチ:コカゲロウ類、小型カワゲラ類の散発 ライズ:無し
![]() |