店主の釣りバカ日誌2000 9月
9月6日 「湯原温泉のグラマラス・・・・・」の巻
また、湯原温泉のグラマラス・・・・・を求めてやって来た。「娯楽の殿堂、湯原○×△劇場へどうぞ」と宣伝カーが行き交うが、まだ日は高い。また変な書き出しになってしまった。・・・そう、イブニングライズには、日は高すぎる。前回良い思いをしたホッパー&ニンフで入川してみるものの、思うような釣果は無い。聞くと、島根のFさんは朝方すでに、グラスホッパーで良い釣りをしたらしい。釣り場を観察してみるが、オナシカワゲラのハッチも無く、ドライフライでの釣りはあまり期待できない。しかし、良く見ると、所々虹鱒が集団になり、水面下でパクパクと何かを捕食している。多分、ユスリカピューパと思い#20番のピューパを流してみるが、ヒットが無い。目の前で50cmを越すマスが悠々と何かを食べているのに、フライは空しく流れていく。フライを交換し、ナチュラルドリフトを意識し、マスの捕食エリアへ送り込む。諦めかけた頃、インジケーターとしていたホッパーが当たりを捕らえた。群れの中の一番大きい奴がジャンプを繰り返す。フライは#20番、ティペットは7Xだから無理はできない。持っているヤマメサイズのランディングネットは何の役にも立たない。藻の中へ入られたり、走られたり、長いやり取りの末、やっと「湯原温泉のグラマラスレインボー」はクレソンの上に横たわった。
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