店主の釣りバカ日誌2000 8月


8月27日 「子供達のパラダイス」の巻
 6月14日に良い思いをした、千代川支流N川へ、久々の出勤前釣行。2ヶ月経過しているだけに、以前のような釣果は、最初からあまり期待していないものの、IWANAさんからの、「最近大物に切られた」という情報に、僅かな期待が膨らむ。しかし、最近のカラカラ天気が減水に拍車をかけ、大物の潜む雰囲気は感じられない。開き直って、最近お気に入りの、バッタフライを結んで入渓してみる。IWANAさんお奨めのポイントからは、今年放流されたばかりの幼魚が、立て続けにヒットしてくるが、ティペットを引きちぎるほどの大物は、姿を現す事はなかった。
 そして、本命のパラダイスへ。・・・・そこは、小石が積み上げられてプールとなり、子供達のパラダイスとなっているではないか!!それでも、やけくそで、半分諦め気分でグラスホッパーを流してみる。フライが流れきったところで、石の影に入り、ピックアップしようとロッドを立てると、ロッドに重さが。稚魚のヤマメではなさそうだ。ランディングしてみると、27センチのイワナであった。結局この魚が、この日の釣行の最大魚であった。このコンディションでの釣果としては、納得すべきサイズであろうが、何か割り切れない気分での納竿であった。




8月16日 「お久しぶりの湯原温泉」の巻
 「久しぶりですね」「最近お客さんが少なくて、商売上がったりなんよ」と湯原温泉歓楽街の・・・・いやいや、湯原漁協のおばちゃんとの対話である。吊り橋から奥が進入禁止になってしまったため、めっきり客が減ってしまったらしい。反面、フライエリア拡大というフライフィッシャーに朗報も。それに期待して、新兵器のゴム足アントに、ゴム足スパイダー、ゴム足ホッパーと、ゴム足シリーズを携えて参上である。10時に到着した時点で、もう既に、5〜6人の人が釣りを始めている。エリアの様子を伺っていると、向こうから見なれた人影。・・やはり米子の御大、Y氏である。話を伺うと、もう朝のライズは、終わってしまっったらしい。新しいエリアに入り、モンタナで覚えた、ドライ&ニンフ(ニンフは金玉付フェザントテール)というシステムを試してみる事に。ところが、これが意外に良い仕事をしてくれたのである。50センチクラスを5匹ヒット中、3匹ランディング。モンタナのレインボウにも勝とも劣らない美しさである。その後も、アベレージサイズを追加し、吊り橋下で入れ食いを演じるという活躍ぶりであった。もう一人良く釣っているのが、やはり米子のY氏であった。後でフライを見せてもらったら、ナットク!
 あまり欲張って釣りをしたものだから、BROWNさんとの約束の、K川でのイブニングライズに危うく遅刻してしまうところであった。BROWNさんのお決まりのポイント「○飲み場」でのイブニングライズは不調に終わったが。甲虫の採集というおまけがついてきた。「甲虫が多いから甲川なのかな?」とバカなことを考えながら車を運転していると、甲虫が箱から逃げ出し、車中を飛び回る。湯原のレインボウの記憶と、甲虫のブンブンという羽音が、脳裏を交互によぎるのであった。




8月14日 「親子対決第2戦」の巻
 息子の自由研究を口実に、岸田川上流部にある管理釣り場「トンボ池」に出かけた。この自由研究とは、メイフライ、カディス、アント、ホッパー、ビートル、スパイダー等、各種フライを用意しておき、どのフライが良く釣れたかで、その時の魚の食性を調べる物である。その結果は、アントで5匹、ホッパーで4匹、スパイダーで3匹、ビートルで2匹、グリーンキャタピラーで2匹、カディスで1匹、メイフライで1匹、ニンフで2匹というようなもの。釣果は父親の圧勝であった。 しかし、これで本当に、自由研究になるのだろうか。