店主の釣りバカ日誌2000 4月
4月19日 「雪辱戦第2ラウンド」の巻
懲りもせず、雪辱戦第2ラウンドの宣戦布告。まず、Pポイントに行く前に4キロ程上流のポイントで状況を見ることにする。水棲昆虫のハッチが盛んだ。大小のカゲロウ、ガガンボ、コカクツツトビケラ、オナシカワゲラ、水棲昆虫のオンパレードだ。どのフライを結ぶか思考回路が混乱する。迷ったときは、グレーパラシュートを結ぶ。自然界の色を全て混ぜ合わせると、グレーになるからだ。入ったポイントで、首尾良く20センチぐらいのアマゴをヒット。ストマックポンプで見るとマダラカゲロウを飽食していた。次に本命のPポイントへ移動。ここは好きなポイントで20メートル位のランがありいかにも大物が潜んでいそうだ。慎重に下流からキャスティングを始めると、中程で素早いバルジングライズ。カディスを食べていると思い、フライをエルクヘアーカディス20番に交換。数投目で22センチのヤマメをキャッチ、ストマックにはヒゲナガラーバ、コカクツツトビケラピュ−パ、メイフライニンフが入っていた。「まだ大物がいるはず」と流れ込みにキャスト。意外にも今度はゆっくりと出てきた。「しまった。速すぎた」と思うが早いか、グリグリと1・2度首を振ったと思ったとたんすっぽ抜けた。ギラリと光った部分だけでも20センチはあったから全長の想像もつく。「もう少し大きいフライにしておけば良かった」と思っても後の祭である。(へたくそ!!)この日の釣行で参考になったのは、同じ日でも4Km違えばこんなに食性が違うということである。
4月12日 「雪辱戦で花粉症悪化」の巻
桜は満開、今日も釣り日和。カゲロウのスーパーハッチを連想させるような天気だ。(花粉症には最悪)こんな時期、個人的にはまだ山岳渓流には行かない。里川の幅広ヤマメを釣る短期間のチャンスだからだ。期待を胸に、先日の雪辱を晴らすべく、P村ポイントへ。コカゲロウがちらほらハッチしてドライフライシーズン突入と思えた。しかし、先日のライズポイントに行ってもライズが無い。何種類かのフライを試したが反応さえ無い。結局何箇所かポイントを変え、それから更に500メートルくらい下流(とてもヤマメがいそうにない所)でやっと25センチの幅広アマゴを1匹だけ手中にすることができた。それにしても、きようの結果には納得できない。餌釣りさんに入られたのか。ライズの時間帯を逃したのか。「里川の幅広尺ヤマメを手にするには、簡単ではない」と自分に言い聞かせ、悪化した花粉症の鼻水をすすりながら、帰路についた。
この日、Hさんが岸田川支流で良い釣りをしたらしい。さすが年の功。
4月4日 「ライズの釣りその2」の巻
朝から釣り日和。天気に誘われて出勤前の1投。近くの川のP村前のポイントへ。ここは、早春に良型の出るポイントである。まず、去年良い釣りをした第一ポイントに。ライズは無い。メイフライパラシュートを慎重に流してみるが、反応が無い。「まだ水量が多すぎるのだろうか」と思いながら、次のポイントへ行ってみることにした。本命ポイントに入る前に、浅瀬をパラシュートパターンで探ってみた。すると、意外な小場所でヒット。22センチ位のパーマークの消えた銀化ヤマメであった。本命ポイントに入り、淵尻のゆっくりした流れにフライを流してみる。足元までフライが流れきりピックアップしようとした瞬間、ライズ。25センチ位の銀ぴかヤマメだった。そして、それに触発されて、流心でライズが始まった。「これはいただき」と思いフライをキャストしてみるが、フライには反応してくれない。悪いことに作シーズンフライボックスを無くし、思い当たるフライが無い。むなしいキャスティングを繰り返し、1投のつもりが、100投ぐらいしてしまった。、ふと時計を見るともう10時を回っている。急いで車を走らせたが、40分遅れの開店であった。(これからのシーズンよくあります) m(_ _)m