店主の釣りバカ日誌2000 10月



10月25日 「湯原温泉のトラウト・バム」鱒乞食の巻
 今日も、湯原からのレポートである。漁協のおばちゃんによると、22日の日曜日には、40人のお客さんが入ったらしく、状況が様変わりしている。相当のフィッシングプレッシャーが、かかっているのだろう。今までの、タクティクスが通用せず、苦戦を強いられる。ティペットももフライも、数段小さくする必要がありそうだ。しかし、手持ちが無い。試行錯誤の末、小物ではあるが何匹かをランディングに持ちこみ、坊主は免れる事が出来た。次回は、それなりの戦略を立てていく必要がありそうである。
 ダム下が進入禁止となり、ホームレスが排除された事は前にも述べたが、彼らは釣堀の鱒を食料としていた事を告白したらしい。人影が無くなると、晩飯のおかずの確保の為釣り糸を垂らし、宴を催していたという。まだ数人のホームレスを見かけるが、生活の為に鱒を釣るようにはなりたくないものである。今シーズン初釣行の方の為、通行規制個所の写真を掲載しておく。




10月11日 「○○たまは嫌い?」の巻
 今日も懲りず、湯原通いである。既に松江のF氏鳥取のshimok@氏他数名が入っている。まばらではあるが、小型のカゲロウ、カワゲラ、ユスリカがハッチし、時折リールの逆転音が鳴り響いている。先ず、最近お気に入りのきんたま付きニンフ#20を流してみるが、反応が悪いどころか、食傷気味らしく、警戒している。私も露天風呂のおじさんの○○たまに嫌気が差し、場所を移動。吊り橋下にやる気のある魚を発見。入れ食いモードに突入である。ドライ&ニンフにダブルヒットしてしまうハプニングも。その後、新エリアにライズを発見し、2ヒット。この2ヒットがどうも同じ魚に見えたのだが、気のせいなのだろうか。

simok@氏が通称土管前で狙ってゲット45cm


10月9日 「行き当たりバッタリ放流記」
 今日は、有志によるヤマメ放流会の予定だが、朝から大雨注意報が発令されている。体育の日は晴れるものと、高をくくっていたのがいけなかった。既に、先日の地震の為、4名欠席を確認している。延期にすべきか、養魚場へ連絡してみると「今日を逃すと後が無いで」とそそのかされるし、岡山からの参加者はもうこちらへ向かっているという。もう強行するしかない。それでも、雨の中7名の方が掛けつけてくれて、無事ヤマメの放流を終えた。
 芋煮会は急遽近くの公民館で行い、メンバーが今年の釣果などを披露し、親睦を深めた。
 随時、放流メンバー募集中。




10月6日 「地震、雷、火事、カカア」の巻
 恐い物の順位は、時代によって変わるものの、何時の世も地震は恐いものだ。10月6日鳥取県西部を中心に震度6+の地震が襲った。鳥取市では震度4と大した事は無かったものの、バンブービルダーの石田氏宅は震源地に近く大変だったようだ。被災地の方々のお見舞い申し上げます。
 当店が傾いて見えるのは経営状況のせいとか???




10月4日 禁漁の始まり「水曜日の3人衆」の巻
 9月の中盤以降、時々川に向かってみるものの、野草の花々が咲き乱れ、再び花粉症のシーズン到来である。釣果の方も、シーズンの幕切れにふさわしい、ドラマチックな展開も無く、10月迎える事となった。禁漁の声を聞くと、寂しいような、何か「ホッ」としたような複雑な心境である。
 そして、本格的な湯原のシーズン開幕である。噂では、既にハイプレシャー状態となっているとか。満員御礼を予想して行ってみたが、意外にも1名。「松江の水曜日の人」F氏である。「米子の水曜日の人」Y氏の姿は無い。・・・と思っていたら、大物は遅れて登場である。私も含め、水曜日の男3人衆である。思い思いのポジションに付いたものの、釣果は冴えない。ドライフライに数度ライズしたもののフッキングに至らない。へたくそ!!(捕食がへたくそにしておこう) 納得した釣果に至らぬまま納竿かと思っていたが、例の、群でパクパクのランチタイムが始まった。藻の群生するポケットので、虹鱒達が無心に何かを捕食している(多分ユスリカが脱皮しているのだろう)その中に、#20番のユスリカラーバを送り込み、なんとか示しをつける事が出来た。